若年層の活字離れが進むなか、一般的な日本人成人の読書量は月に1冊程度、さらに全く本を読まない人が4人に1人といわれています。

ところが、キャリア女性に対象を絞ると、平均で月4.2冊を読んでいることが文化庁の調査でわかっています。これは全国平均の1.6冊(平成25年度「国語に関する世論調査」文化庁のデータより)の約2.7倍という数字。

キャリアを積んできた女性は、忙しいながらも読書の時間をキープし、教養を深めているようです。

女性向けのライフキャリア支援サービスを展開する株式会社LiBがキャリア女性約63,000名を対象に「読書(電子書籍)」に関する意識調査」実施。

キャリア女性の豊富な読書量の背景には「電子書籍」が関係していることがわかりました。

キャリア女性の50%以上が電子書籍ユーザー

通勤電車や待ち合わせのカフェなど、周囲を見渡すとほとんどの人がスマートフォンを手にしています。ゲームに興じたりSNSのチェックをしたりする人が多いなか、さすがはキャリア女性。電子書籍を利用して読書を楽しんでいることがアンケート結果からわかりました。

キャリア女性に「電子書籍(新聞・漫画などのスマホアプリ含む)を利用していますか?」と質問したところ、51.3%が「利用している」と回答。「利用していないが検討している」という人も8.4%という結果に。電子書籍がキャリア女性の必須アイテムになりつつあるといえますね。

「Kindle Unlimited」や「楽天マガジン」といった新しい電子書籍のサービスも充実してきている昨今。キャリア女性が電子書籍を利用する理由は次の通り。

・通勤電車内で見やすい。気になる新聞記事を保存できる。登録キーワードで検索できる(26~30歳/正社員)

・雑誌など、サイクルが早いものはタブレットで購入している(31~35歳/派遣社員)
・コレクター気質で集めてしまうので、完結まで複数冊にまたがりがちなコミックは電子版にしている(31~35歳/契約社員)

株式会社LiB」より引用

書籍や雑誌を持ち歩くのは重く、部屋に置くとかさばるため、賢い大人女性は電子書籍を上手に利用しているようです。

電子書籍を利用している人の読書量は約1.5倍! 

「月間何冊の本を読みますか?」と質問したところ、電子書籍を利用している人・していない人どちらも1冊と2冊が同率で最多の結果に。ところが、電子書籍を利用している人は平均で月4.2冊、電子書籍を利用していない人は平均で月「2.9冊」となり(10冊以上と回答している人に関しては10冊で算出)、電子書籍利用者とそうでない人の読書量は約1.5倍もの差があることがわかりました。

いまや必需品ともいえるスマートフォンに書籍や雑誌をダウンロードできる電子書籍。移動時間やちょっとした空き時間に読書ができるため、読書量がおのずとして増えるのも納得ですね。

朝の通勤時間と休日が読書タイム

書店に買いに行く必要もなく、気軽に読める電子書籍ですが、読書をする時間は確保しなければなりません。キャリア女性は、どの時間を読書にあてているのでしょう。

「いつ読書することが多いですか?」と質問したところ、21%が「朝の通勤時間・休日」、17.6%が「寝る前にベッドで」、9.2%が「帰りの通勤時間」という結果となりました。約3人に1人(30.2%)が通勤時間を読書時間にあてているようです。

没頭できる読書は、オンとオフの切り替えにも有効です。ときには仕事や人付き合いのヒントを得られることも。休日にはアロマやハーブティーとともに、本の世界にひたるのも素敵ですね。

部下に薦めたい一冊を持っておこう

人生の岐路に立ったとき、読み返したくなる本はありませんか? 人生を変えた一冊があるという方もいるでしょう。

「女性の後輩に薦めたい本を一冊だけ教えてください」という質問への回答を一部ご紹介。

「リーン・イン」リシェル・サンドバーグ著(26~30歳/派遣社員)

「パラレルキャリア」ナカムラクニオ著(36~40歳/自営業)

「嫌われる勇気」岸見 一郎著(31~35歳/正社員)

「本日はお日柄も良く」原田 マハ著(31~35歳/契約社員)

株式会社LiB」より引用

キャリア女性は、技量や人間力が常に問われる立場にあります。そんなとき、一冊の本は言葉以上に雄弁です。その一冊を手にした部下は、薦められた理由や物語、行間に秘められた思いをきっと感じ取ってくれるはず。

ホットワインとともに読書を楽しむ絶好の季節がやってきました。

便利な電子書籍派はもちろん、文庫本派のあなたもーー。この秋、素敵な一冊とともに過ごしてみませんか?

株式会社LiB, 平成25年度「国語に関する世論調査」

image via Shutterstock

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