細部まで美しく清潔でありたいキャリア女性にとって、毎日のデンタルケアは当然のお作法。そんな私たちに「自己流のケアを続けることが、落とし穴になることもあるんです」と警鐘を鳴らすのは、歯科医師の新井一徳先生。

デンタルケアには十分に気を遣ってるつもりだけれど、こんなに素敵な先生が言うのなら、ちょっと話を聞いてみようかしら――。

歯みがきまで「頑張りすぎ」?

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新井先生:「初めまして、新井です。よろしくお願いします」

座る私に目線を合わせて微笑む先生は、ウワサ通りのさわやかな笑顔!――とニヤけていたのもつかの間、先生からドキッとするひと言が。

新井先生:「こちらがお口の中の写真です。うん、なかなかきれいに磨けていますよ。ただちょっと、頑張りすぎの傾向がありますね......」

えっ? 頑張りすぎって、どういうこと!?

大人の女はガシガシしない

161114_itoyouji_cafeglobe_3.jpg新井先生によると、忙しくてもデンタルケアに熱心な女性が増えているのが最近の傾向。ところが力を入れてガシガシと歯ブラシを使うあまりに、歯が削れて知覚過敏になったり、歯肉がすり減ってしまう人がいるのだそう。

新井先生:「歯ブラシはペングリップといって、ペンを握るように軽く持つのがコツ。そして、小さい動きでこまめに動かしてください。大きく速く動かすと、ブラシの毛先が歯のすき間に入りません」

......たしかに。虫歯・口臭・黄ばみ退散! と願うあまり、ちょっと力が入りすぎていたかも。大人の女たるもの、歯みがきまでエレガントにしなくちゃいけないのね。

歯石と歯周病はつながっている

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でも先生、歯肉がすり減るぐらい歯みがきしているのに、写真をみると歯石がついていますよね。下前歯の裏なんて、歯ブラシが届きづらいわけでもないし、しっかりケアしているつもりなのに。

新井先生:「それは、歯ブラシに頼りすぎているせいかもしれませんね。

歯石ができる仕組みはご存知ですか? 歯石は、プラーク(歯垢)が固まってできたもの。プラークは食べカスだと思っている人もいますが、正体は虫歯菌や歯周病菌などの細菌のかたまりです。

最初は柔らかいのですが、時間が経つと唾液に含まれるカルシウムの作用で石灰化し、硬い歯石になります。そして歯石を足場に、さらにプラークがつきやすくなって、虫歯や歯周病、口臭が悪化する......という悪循環に。

つまりデンタルケアで一番大事なのは、プラークが歯石になる前にしっかり落とすことなんです」

フロス使いはもはや常識

161114_itoyouji_cafeglobe_5.jpg新井先生いわく、プラークはかなり手強い汚れ。歯と歯の間や、歯と歯肉の間にたまるから、歯ブラシだけでは取り除けないといいます。そこで活躍するのがデンタルフロス。

新井先生:「デンタルフロスを使うのは、歯科医師の間では常識です。フロスを使えば、歯ブラシでは届かないスキマにたまったプラークを、効率よくからめ取ることができます。

フロスには糸状のものと、柄のついたものがあります。フロス初心者や、不器用な人には柄つきが便利。歯と歯の間に通したら、奥・手前と歯の側面に沿わせながら引き上げるだけで上手にプラークがとれます。

歯に詰め物をしている部分は糸状のフロス、詰め物をしていない部分は手早く使える柄つきのフロスという感じで、使い分けるとだんぜん早いし楽ですよ

ちなみに下前歯の裏に歯石がつきやすいのは、唾液が出る舌下腺の真ん前に当たるため、カルシウム分が豊富で石灰化しやすいから、とのこと。

歯みがきは完璧にできていると思っていたのに、しっかりプラークがたまっていたなんて。デンタルフロス、帰りにさっそく手に入れなきゃ。

進化する30年のロングセラー

161114_itoyouji_cafeglobe_7.jpg左から:糸ようじ 60本入、糸ようじ 入りやすいタイプ 60本入

とはいえ不器用さにかけては自信がある私。じつは以前、糸状のフロスを買ってはみたものの、うまく使えないわ、時間がかかるわで挫折した記憶が......。そこで今回は、柄つきの「糸ようじ」をチョイス。

そういえば実家の洗面所にいつもあった「糸ようじ」。一般名詞のようだけれど、じつは商標登録されていて、小林製薬の「糸ようじ」が本家本元。もうすぐ発売30年になるロングセラーなのだそう。

161114_itoyouji_cafeglobe_8.jpg帯状に並べた6本の細い糸(特殊糸)が、狭い歯間にもスーッと入っていって、歯と歯の間の汚れをからめとってくれる。柄の先端のピックは、プラークがつきやすい歯の裏にぴったり。取りにくい食べカスも簡単にとれるから便利だし、なんだか歯がスッキリして気持ちいい!

携帯用のケースもついているので、ポーチに入れて持ち運び、時間があるときはランチタイム後にも使うくらい、フロスを使う習慣ができてきた。

長年の人気を誇る糸ようじ。バリエーションも豊富で、歯間が狭い人向けの「糸ようじ 入りやすいタイプ」もある。こちらは糸が4本で、ちょっとゆるめに張られているので、より狭いスキマにもスルスル気持ちよく入っていく。これなら、無理にフロスを入れて歯肉を傷めることもない。

スキンケアや髪のお手入れと同じような感覚で、歯のお手入れをしてほしい

と話していた新井先生。確かにコスメやヘアケアは新商品をどんどん試しているのに、歯に関しては「しっかり磨けば大丈夫」と思い込み、情報更新を怠っていたかも。

毎日の歯間ケアで美しい歯を保つことができたら、ビジネスシーンでも自信が持てそう。新井先生もきっとほめてくれるはず! 次のチェックでクリニックへ行くのが、なんだか楽しみになってきた。

[糸ようじ, 糸ようじ 入りやすいタイプ]

sponsored by 小林製薬株式会社

161114_itoyouji_cafeglobe_prof.jpg新井一徳先生

あきる歯科勤務。日本大学松戸歯学部卒。お口の中、歯の構造、骨の状態。イメージしづらい部分を整った設備で確認し、患者と一緒に症状の改善・予防を目指す治療を行う。じつはT.M.Revolutionを愛するバンドマンで、友人とのユニット「キックン☆イックン」のヴォーカルでもある。群馬県出身の31歳。ブログ

撮影/内山めぐみ、取材・文/カフェグローブ編集部