5年前、積立型の終身保険に加入するついでにがん保険にも加入しました。でも最近、メディアで「がんになっても保険金は出ない」と読みました。そんなことがあるのでしょうか?(41歳、会社員)

万一のときのために加入したのに、実際にがんになったときに保険金が出ないとしたら、困ってしまいますよね。でも「がんになっても保険金が出ない」ことはあるのでしょうか。

がん保険は「がん」に特化した商品で、がんの既往歴のない方は加入しやすいです。でも実際にがんになったときに保険金がおりるかは保険のタイプによって異なり、トラブルになりやすいところ。

具体的な保険契約の取り決めは、約款に記載されています。

約款は詳細に記載されているため、加入時に全部に目を通すことはあまりしないと思いますが、「がんになったときに保険金が出ない」とならないように、しっかり確認しましょう。

とくにがん保険に加入する際、確認しておきたいポイントは3つ。

1. 保険金が出る範囲
2. 免責期間
3. がんの既往歴のある人の取扱い

1. 保険金が出る範囲を確認する

とくに診断給付金の支払条件と回数を確認してください。

診断給付金は、がんと診断されたら1回だけおりるものが多いです。2回目以降もおりるかどうか、入院が条件か、いつ請求して、いつ支払われるかなども確認してください。

また初期状態のがんの場合、上皮内新生物が保障範囲になっていないと保険金が出ない、または全額出ないことが場合もあります。

現在は特約を付加しなくてもカバーされていることもあるようですが、とくに2000年以前に加入されている方は、上皮内新生物も保障されているかを確認してください。

2. 免責期間に注意する

免責期間は保険を悪用されないための、がん保険特有のものです。

がん保険は申込書を提出→健康状態の告知→1回目の払い込み

を満たしたうえで、さらに90日(保険会社によっては3か月)の免責経過しなければ保障がされません。免責期間中にがんと診断されるようなことがあれば契約が無効となり、保険金は出ません。

3. がんの既往歴のある人の取扱いを確認する

以前は、がんになったことのある人はがん保険に加入できませんでしたが、現在は加入できる保険商品が発売されています。保険金がでる加入条件をクリアしているか、確認してください。

もちろん健康でいることが一番ですが、まさかのための保障があると、より安心です。いろいろな保険商品があり、ご契約の保険種類、加入時期によって取扱いが異なります。

保険の見直しを検討される方は、保険金の出る範囲や免責期間に注意して損することのないように。すでにがん保険に加入している方も、ぜひ一度保険の契約内容を確認してください。


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