友人とのランチやディナーの約束は、とても楽しみなスケジュール。

でも、こんな経験ありませんか? 約束の目前になって「なんか面倒臭い......」と思ってしまったこと。いっそドタキャンしてしまおうかという衝動に駆られたりする、アポイントメントの憂鬱。

どうやらこの現象は、珍しいことではなく、あなたが冷酷な女性なわけでもなく。理由もちゃんとあるようです。オハイオ州立大学マーケティング助教授のSelin Malkoc氏とGabbie Tonietto氏の研究で判明しました。

時間の制約は仕事につながる

13の研究を行った結果、スケジュールするという単純な行為が、楽しい活動を仕事のように感じさせ、楽しみが減ってしまうことがわかりました。

ライフハッカー[日本版]」より引用

どれだけ楽しい予定でも、スケジュールを立てることによって、「義務」や「努力」といった仕事のような性質を帯びてしまうから。

また、試験期間中のキャンパスでコーヒーとクッキーを配った際も、好きな時間に来た学生と事前に予約をして来た学生とでは、後者のほうが休憩をあまり楽しめなかったという結果が出たそう。

つまり時間に縛られた瞬間、人は楽しい気持ちが減ってしまうのです。では、なぜそんなことが起こるのでしょうか?

スケジュールという行為の本質は、時間を活動に割り当てることです。つまり、開始点と終了点が設定されるわけです。しかし、こうした厳格なスケジュールという行為は、人々が余暇やリラクゼーションに期待するもの、すなわち制約されない自由とは、正反対のものなのです。

ライフハッカー[日本版]」より引用

確かに仕事は始業時間や就業時間が決められていますし、会議だって開始時間が厳密に決まっています。「時間を決める」という行為は、知らず知らずの内に私たちに"仕事"を意識させているようです。

解決には「ゆとり」が必要

予定の内容にかかわらずスケジュールを決めると憂鬱になってしまう、といわれても、すべて行き当たりばったりというわけにはいきません。ではどうしたらいいのかというと、試すべきは「ラフ・スケジューリング」。

一部の学生には決められた時間に友人と会うようスケジュールしてもらい、残りの学生には、何かと何かの間に会うということだけを決めてもらいました。結果、厳密な境界をなくすことで、楽しみが増すだけでなく、思いつきで何かをするような感覚も味わえることがわかりました。

ライフハッカー[日本版]」より引用

つまり、「何時に会って、映画を見て、そのあとカフェをして......」と細かくスケジュールを決めるのではなく、とりあえず会うことだけを決めておくのです。

スケジュールにゆとりを持たせ、柔軟に対応できるようにしておくと、一気に窮屈感が減少します。そうすることで、面倒になることなく、その時間をしっかり楽しめるようになるはず。

今後プライベートの予定を入れるときは、この「ラフ・スケジューリング」を試してみて。きっと突然の憂鬱な気持ちから解放されることでしょう。

ライフハッカー[日本版]

文/カフェグローブ編集部

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