仕事はじめを経て、あわただしい日々のスタート。お休みは特別な時間だけれど、いつもの毎日がはじまると、やっぱり私は仕事が好きなのかなと思う人も多いのでは?

まだまだ新しい年のはじまりだからこそ、いろいろなことを考えておきたいもの。自分にとって何が大事で、何がそうでないのか。好きなもの、そうでないもの。その境界線があいまいになるのも大人になる良い一面。物事を分けることだけではない、しなやかな輝き方も大人ならでは。

いずれにせよ、自分らしさが何であるのか知っている人は、本当のキレイさ、美しさにつながるのかもしれません。

コミュニケーションのとり方は相手のために、の心で

人に「ありがとう」って言わせるのは、こちらが何かしてあげたことが相手にわかってしまったということです。そうではなくて、気がつかないくらいにさりげなく、その人がしてほしいことことを先回りして、してあげる。そんな気持ちが大切だと思います。

67ページより引用

世の中のすべての仕事は誰かに喜んでもらうために成り立っているものではありますが、してあげていることがわからないレベルの気遣いができたら素敵です。

人はどこかで見返りをもとめたり、ほめてもらいたい心が誰しもあります。感謝の言葉はモチベーションにもなりますから、ときどきはそんなご褒美も期待して然りですが、相手のために働くということ。相手のしてほしいことにさりげなく手が届く、そこを察することができる。そんな繊細なコミュニケーションがとれるのは大人ならではでしょう。

柔軟性を得て、年齢を感じさせない大人の女性に

自分の年齢をきちんと受け止めることって、大事なことだと思うんです。ただ、そのときに、他人と比較した見方しかできないと「私は○○歳なんだから、そろそろこうしなきゃ」とか、「○○歳なのに、こんなことするのはみっともない」というような考えに陥ってしまう。そうではなくて自分の内面を見つめ、望む自分像に向かって前向きに努力できる人、それこそが年齢を感じさせない大人の女性になれるのだと思います。

『大人のキレイのつくり方』99ページより引用

「もう○歳だから」、という言葉は結局、自分を守っている可能性があります。

こんなことしてみたいという気持ちや、こうなりたいという願望。「でも、もう○歳だから......。」そう言ってしまった時点で、隠れ蓑に逃げ込んでしまっているのだとしたら、もう少しだけ潔くなりたいもの。

自分の実年齢、見た目、そして心。私は何がしたいのか、どうなりたいのか。自分の内面から目をそらさずに前向きに努力するということ。前向きに生きるための心のトレーニングは精神が柔軟になり、結果的にエイジレスな魅力につながるのかもしれません。

美意識の基準を持って生きるということ

人によって美意識の基準は違うから、ぶつかることもある。そんなとき、ひとりよがりになるのはもちろんいけないけれど、相手に迎合するばかりでもダメ。自分で努力して得た感性には、プライドと責任をもつべきです。

『大人のキレイのつくり方』119ページより引用

ここまでは譲れるけれど、これ以上は譲れないという美意識の基準。大人になればなるほどにそのラインが明確であることが大切なようです。

かといってかたくなにその他の考えを排他するでもなく。相手の考え方もまた理解しつつ、「でも、私はこれが好き」とはっきりと言える勇気。それが自分に似合っていたら最高です。

好きという感性は、いままで生きてきた経験に培われた自分の財産。その感覚にプライドと責任を持っていく生き方ができれば、むしろ私たちは楽になるのかもしれません。

大人のキレイのつくり方

著者:藤原美智子

発行:PHP文庫

定価:629円(税別)