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海外の国際協力の現場で働きたいと希望する日本人が増えている。難民支援、災害支援等の活動で知られているNGO「ピース ウィンズ・ジャパン」ジャカルタ事務所代表のスタッフとして活動する山内康一さんに、NGOの現場について聞いてみた。 山内さんは大学卒業後、4年間の国際協力事業団(JICA)勤務を経て、緊急援助の現場に積極的に関わりたいと、ピース ウィンズ・ジャパンへ転職。現在は2001年1月に開設されたジャカルタ事務所の初代代表として勤務している。 インドネシアでの活動は、洪水、地震の被災者支援、農村開発、孤児院や障害者施設の支援など幅が広い。 「東ジャワの洪水の被害が広がっている。支援したいが資金が足りないんです」。インタビューの合間にも、資金調達の手配や具体的な被災者支援の打ち合わせに関する電話が次々に入る。 日本大使館に出向いて外務省の資金協力が得られれば、次は現地に飛んでインドネシア政府の災害対策本部で情報を集め、必要な緊急援助の資材や食糧、医薬品などを調達、配給する。資金源は国連、日本の外務省、また支援会員からの会費、個人・法人からの寄付など。インターネットによる募金も募っている。
ニュースになりやすい難民救済などに注目が集まりがちだが、時間と手間のかかる、農村の自立支援も重要な活動だ。「ジャカルタ事務所の管轄は、比較的平和な事業地なので、長い目で見た支援も大切。現地NGOと協力し、3年をめどに農村が自立できるようにする。日本人ボランティアと協力して『子どもの権利』啓蒙キャンペーンを行ったり、貧困家庭の子どもたちにコンピューターを使った職業訓練なども行います」。 日本の団体の募金を受益者に届ける、仲介者としての仕事もある。必要な資金が必要な場所に流れるよう、仲介し、モニタリングしていくことができる。JICA時代に培ったノウハウが役に立つ。 NGOというと、ボランティアの無償奉仕といったイメージが強いが、山内さんたちは正規職員として給料をもらう、いわば国際協力のプロ。どうしたら山内さんのように働けるのだろうか? 「どこのNGOでもまず実務経験者を希望します。一般社会人としての実務経験を、積めるときに積んでおく。専門分野の知識を磨く。とりあえず途上国に行けば何かできることがあるだろうというのはちょっと違う。逆に技術のある人は言葉ができなくても有難がられるんです」 ピース ウィンズ・ジャパン東京事務所では、企業で広報を担当していた人が広報を、旅行代理店経験者が管理部門で働いている。そのほかにも、契約スタッフやボランティアなど、正規スタッフではなくても自分の得意分野を生かしたさまざまな国際協力への関わり方がある。 「じつは国際協力、開発支援の世界は圧倒的に女性が多い。国連のような優秀な女性の受け皿が日本には少ないからでしょうね。実はうちのスタッフも7割は女性。フィールドに役立つ知識があれば即戦力です」 毎日できる、いちばん小さなボランティア 「クリック募金〜Side Story」 ●特定非営利活動法人ピース ウィンズ・ジャパン 〒154-0015 東京都世田谷区桜新町2-11-5 tel:03-5451-5400 fax:03-5451-5401 email:meet@peace-winds.org ●東京事務局では常時ボランティアを募集。海外での活動を一般の人に紹介する「イブニング・コーヒー」というイベントも開催しているそう。活動内容の詳細は、オフィシャルサイトで。 http://www.peace-winds.org/ |
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| text / Shirakawa Touko photos / (C)Peace Winds Japan |
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