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今回は、旧西ベルリンと旧東ベルリンで支持政党順位がまったく異なったことも話題になった。旧東地区では、市長候補のグレゴール・ギージー氏率いる民主社会党(PDS、旧東ドイツ時代からの続党)の支持率が47%と、ほぼ2人に1人の人気。旧西ベルリンでは、CDUを支持をしていた層がSPDとやや右寄りのFDPに移行、PDS支持は6.9%と低かった。この支持率のアンバランスさから、一時はSPDとPDSによる連立という案も浮上した。 来年の首相選を控え、ヴォーヴェライト市長の姿勢は慎重だ。現在の失業率の高さ、空港建設、社会的問題を抱えるベルリンの内なる統一にまずは全力を尽くす意向とのこと。 アメリカでの同時多発テロ以来、ベルリンでも厳重な警戒体制が敷かれ、選挙費用の多くは安全網に当てられた。今回の選挙でも炭そ菌を恐れて、封筒の開封の選挙スタッフには手袋とマスクが強制された。ドイツでもこの一連の事件の影響は大きいのだ。 一方、敗者である市長候補フランク・シュテフェル氏を擁するCDUは、今回の41議席を失った。街頭演説で何度も卵を投げつけられたり、ポスターへのいたずら書きが絶えなかったり、ベルリンの情報誌『ツィッティ』誌の表紙には投票日前だというのに「敗者」のレッテルを貼られた写真が載ったりも。ベルリン市民の政治に対する関心の高さを裏づける反面、「そこまでやらなくても……」という同情の声もあがったほど。 キリスト教同盟の汚職事件の責任を取って退陣となったディープケンに変わり、今年春、仮の市長となったヴォーヴェライト氏。当時はゲイ市長として海外メディアでも注目を浴びたが、ベルリン市民による今回の選択は、現在のこの街のリベラルさをより象徴する結果となった。 http://www.wowi2001.de/ ●8月27日の関連記事/ベルリン 「ゲイ同士の結婚が花盛り! 変化の鍵握る市長選のゆくえ」 |
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| text / Urae Yumiko |
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