栗ごはんにさんまに松茸、ポルチーニに上海蟹……とおいしいものが目白押しで、天高くウマも肥えれば、人も肥えます秋の毎日。今は「自分は肥満だ」と感じる人が過去最高のパーセンテージを記録し、また気になるボディパーツとしては男女を問わず「腹」と答える人が圧倒的なのだとか。ダイエットや運動をしても、ハラニクって最後までなかなか落ちない、とされています。
しかし、ピラティスインストラクターの先駆け・山口実由紀先生はこうおっしゃるのです。「お腹のお肉が落ちないのは、正しい姿勢で運動できていないからです。お腹は身体の中で一番骨格が弱い部分。ここを支える帯状のコアの筋肉を鍛えれば、姿勢はすっきりしますよ。しかも、オフィスで仕事中にトレーニングできるんです」
オフィスでトレーニング? ではその秘密を伝授いたしましょう。

足をしっかり床につけて椅子に座ったまま、ローライズのジーンズをはいている、と想像します。ほんの少し小さめのサイズで、ちょっと下腹を引っ込めるとボタンがしまる、とイメージして。そのとき使っている筋肉が“コア”の筋肉です。
“コア”の筋肉とは、ケイン・コスギの腹の6つに割れた腹筋のことではなく、その内側にある筋肉なのです。例えばトイレをがまんしたり、ちょっと小さめのジーンズに身体をすべりこませたりするときに使う筋肉、と言えば分かりやすいかもしれません。ここに最強に力を入れすぎると、肩までガチガチになってしまうので、適正な力を入れる、ちょっとしたコツをお教えします。

ローライズのジーンズをはいたまま、上体をまっすぐ前方に傾けると座面に股間の部分が当たると思います。ちょうどそのあたりの座面にダイアモンドが置かれている、と想像してください。そのダイアモンドを膣から吸い込んでおへその下でホールドする、とイメージして。お尻に力を入れるのではないので、ご注意を。
さてローライズのジーンズをはき、おへその下にダイアモンドをホールドした状態。これが“コア”の筋肉がしっかり働いている、きちんとした姿勢を保てる状態なのです。最初はけっこうキツいと思いますが、オフィスでデスクワークをしながら、最初は「5分」からこの状態をキープしてみて。

もちろん、通勤電車の中でもこのトレーニングはできます。トレーニングしているとは誰にも気づかれません。

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“コア”の筋肉で正しい姿勢を保った状態でウォーキングなどエアロビックな運動をすると、ハラニクは落ちる、と山口先生。「エクササイズしても落ちない、と嘆く前に自分はきちんとコアの筋肉を使っているかどうか、チェックしてみてください。最近はコアの筋肉が弱くて出産後尿漏れパッドを使う人も増えているのだそうですが、地道にこのトレーニングを続けていけば改善されるはずです」 (text / Yamasho Shoko , illustration / Kitamura Yuki)
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