薄着の夏はボディが気になる!! けど、この暑い時期にわざわざ「苦しい思いして汗かくようなことしたくないよ〜!」と思うのも、また人情。そう、夏はヒトがフィットネスから遠ざかる季節なのです……。
なのにティップネスときたら、この時期に新プログラムを始めるんですと。その名も『アクティブ ストレッチ』。本来アクティブでないはずのストレッチを、なにゆえ動的に?? しかもこの季節に……。
「『アクティブストレッチ』は、骨盤を矯正する『フレックスクッション』に座って行なうストレッチです。動きそのものは、皆さんよくご存知の静的なストレッチ、ピラティスなどの骨格や筋バランスを整える調整系のエクササイズに基づいています」と、プログラム開発に関わったインストラクターの佐藤史一さん。彼は男性には珍しいピラティスのトレーナー。

<写真左>お話を伺った佐藤史一さん。ティップネス・スタジオ・アドバイザーで、インストラクター歴17年のベテラン。<右>これが『フレックスクッション』。中身は硬いウレタンとポリエチレン。クッションとはいってもフカフカしてないし、座ってもお尻が沈まない。 佐藤さんの指導で『アクティブストレッチ』の短縮バーションを体験。またがる要領で『フレックスクッション』の斜面に座る。と、そのままでは体が前に倒れてしまうので、姿勢を支えようと自然にお腹に力が入る、そして背筋が伸びる。「それが骨盤が正しい角度にある状態。股関節の可動域が広がるので、どんなに体が硬いヒトでも普段より前屈できるはずですよ」(佐藤さん)。ホントでした。体を左右に捻じる動きもずっとやりやすい!
ほんの10分程度体験しただけですが、ほんのり汗ばんで、けっこう体の隅々まで伸ばされた気が。なにより『フレックスクッション』のおかげで、骨盤が実感しやすい! よく立ったままで骨盤を動かそうとすると、腰をくねらせているだけになってしまったりするんだけど、『フレックスクッション』だと骨盤に体重が掛かっているので、前後左右に動かす感覚がとっても掴みやすい!

<写真左>『アクティブストレッチ』、お手本を拝見中。<中、右>こんな動きが流れるように続きます。
「骨盤は全身の動きの起点になる部分。運動しないと、まっさきに固くなってしまう部分でもあるんです。そこで骨盤を動かしてほぐしてやる。大きく動かすには体の深い部分の筋力が必要。コアやインナーマッスルが鍛えられると骨盤の正しい角度が保ちやすくなり、姿勢が良くなり、動きもスムーズになってくるんです」と、佐藤さん。消費エネルギーを大きくしたり、疲労回復にも一役買ってくれると言います。肩こり、腰痛などの予防にも良さそうだし、今から始めて冬の冷えに、あるいはボードやスキーのシーズンに備えるってのも悪くないです。
「プログラムは30分間。2ヶ月ごとに動きのバリエーションを変えて、体の各部分を順々にコンディショニングしていきます。最終的に6か月で体を変えようというのが大きな狙いで、コンデショニングと筋力アップの要素が盛り込まれいます。忙しくてジムに長居できないという方も、運動の効果を実感しやすい内容です」

<写真左>普通の前屈、骨盤が後ろに倒れてしまって、体が伸びていない。<右>ところが、『フレックスクッション』を使うと、骨盤の正しい角度がキープされるため、体が股関節から倒れる=手が前に伸びてます。
それにしても感心するのは、いっけん武骨な『フレックスクッション』。座面が斜めになった補助具という発想は、なんと開発者の相撲経験に由来するんだとか。力士の基礎練「股割り」をするときに、土俵の縁にわずかに盛り上がっている「俵部分」に腰掛けて練習すると前屈しやすいという……。巨体を支えて動くには体幹部がモノを言うそうで「コアを鍛える」系の運動と相撲の稽古はかなり共通部分があるそう。
ヨガ、ピラティスと続いてきたフィットネスの流行、次に来るのは意外にもSUMOUエクササイズ……?
text / Kikui Tomoko photos / cafeglobe.com |