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貧困に苦しむ人々は可哀想だけど、アフリカなんて遠いし、
実感ないし、やっぱり直接日本は関係ないし ……と思ってませんか? ところがどっこい、 日本もディープに関係していたのです。そう、こんな風に。
戦争や災害のように「絵にならない」、
だから世界の関心が集まらない そもそも、「貧困問題」のヒンコンって何なのだろう? 「水や食料など、生きるうえで不可欠なものにアクセスできない状態」と語るのは、「ほっとけない
世界のまずしさ」を立ち上げたひとりである医師・林達雄さん。栄養失調のために抵抗力が落ち、ただの風邪や下痢程度の病気で命を落とす人々。薬もなく、子どもが日に日に弱っていき、消え入るように死んで行くのをただ見守ることしかできない親の気持ちを考えると、胸が詰まる。
この貧困問題が解決しにくい理由のひとつに「目に見えにくい」ことがあると林さんは言う。人の幸せをジワジワと蝕む貧しさは、たとえば戦争や災害のように一枚のショッキングな写真になりにくい。だからマスコミには取り上げられにくく、人々の関心も集まらない。貧困問題は、世の中、とくに先進国の人々が無関心だから続いているとも言える。 普通の人の声でも、集まれば
国際的なルールだって変えられる その一例が、HIV/エイズ治療薬だ。全世界のHIV感染者の実に約70%が集中しているといわれるアフリカ。今では薬さえ飲めば命を落とすことはあまりない病気なのに、大半のアフリカの人々には、薬はまだ手の届かない超高級品だ。なぜなら、製薬会社が「知的所有権」で守られていて、薬が高額すぎるから。製薬会社は巨額の収益を守れるけれど、貧しい国の人々は抑えられるはずの病で亡くなっていく……。
この現状に立ち上がったのが、南アフリカのHIV感染者の人々だった。「途上国でもエイズ治療を!」をスローガンに行ったパレードや国境を越えて100万人以上の署名を集めた活動は大きなムーブメントとなり、ついにはWTO(世界貿易機関)を動かして、途上国で安価なエイズ治療薬を生産することが可能になったのだ。 普通の人の声により、世界のルールさえ変わった、変えられた。「これがホワイトバンドのキャンペーンを始める私の勇気になりました」と林さんは言う。人々のムーブメントにより、見えづらかった貧困問題が目に見えるようになる。気がついた人々が「私はこう思う!」という合図を出すことで、政治や経済さえも動かす大きな力になるのだ、と。ホワイトバンドは、「私は貧困を解決したい!」という意思表示なのだ。 アフリカを変えるより、
日本を変える そんな林さんには、人生を変えることになったひとことがある。アフリカでHIV/エイズに関する活動を行っていたとき、HIV感染者支援をしている現地の人に、『あなたは日本に戻って日本の人々を変えてください』と言われたという。このひとことが、ホワイトバンドに繋がった。
![]() 「ほっとけない 世界のまずしさ」は「貧困を生み出すしくみ」を
アドボカシー(政策提言・キャンペーン)によって変えることで、 世界の貧困の解消をめざしています。 地球規模のネットワーク「貧困をなくすためのグローバル・コール」 (Global Call to Action against Poverty)に参加しています。 http://www.hottokenai.jp/ 6月23日(金)は「ほっとけナイト」を開催。 くわしくはWEB「ほっとけナイトブログ」で。 www.hottokenai.jp/night |
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| text / Tanaka
Mari (cafeglobe.com) design / Shimizu Mamiko (Mame Design) |

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