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食べたいときに食べたいものが手に入る私たちの生活。でも、
これらの食品ってどこから来てるんだろう? 私たちが食べることで、 世界のどこかで傷ついてる人がいるって本当? 身近な「食」を 通してみると、自分と世界とのつながりがよ〜く見えてきました!
日本が冷夏だと、アフリカが飢える?
「輸入野菜と有機国産野菜のどっちを使う?」「有機のほうが安心だけど高いよね」。これはお弁当の中身をチームのメンバーと相談している会話。「お弁当屋さんゲーム」という、お弁当屋さん経営のシミュレーションを通して、食べものと自分、自分と世界とのつながりを考えるワークショップに参加した際のことです。
他の参加者とチームを結成、世界で起こるさまざまなニュースを読み取り、影響やリスクを考えてお弁当を企画、どのチームがいちばん儲けられるかを競います! 「日本はこの夏は冷夏になりそうという予測です。さぁ、仕入れにどんな影響が出るか推測して素材を決めてください」。講師の佐久間智子さんからのニュース発表。冷夏ってことは国産米は高くなりそう、少しでも安そうな輸入米を買おうかな。他のチームも同じことを考えていました。商売としては、これが正解。 でも、佐久間さんの補足説明がショックでした。1993年は冷夏で日本中が米不足に陥ったことはみなさんの記憶にもあるはず。初めてタイ米などが輸入されたけれど、炊き方が違うことが知られていなかったなどもあり、「おいしくない」と不評、たくさんのタイ米が捨てられたというニュースもありました。 「あの年、それまで米をまったく輸入していなかった日本が世界中で米を買い漁った結果、国際市場での米価格が暴騰し、輸入米に主食を頼っているアフリカのセネガルでは多くの人が飢えで亡くなりました」 食べ慣れた日本米のほうがいいな、なんて思いながらのん気に過ごしていた頃、地球の反対側ではたくさんの命が奪われていたなんて……。 ついつい目先の値段で選びがちだけど
お弁当のおかずに選ぶ魚についても、考えこんでしまうような事実を聞きました。日本で出回っているサケのうち、今やかなりの割合を占める南米チリ産の養殖サケ。日本向けのサケ加工工場で働く人たちは、マイナス1℃に保たれた工場で一日十数時間も働いているとか。トイレに行く時間も決められているので、膀胱炎やうつ病になる人が珍しくないのだそうです。そして、彼らが得ているのは日給数百円といった低賃金。どうりでチリ産のサケが安いわけです。
日本のような先進国に暮らしていると、知らず知らずのうちに、不利な条件に置かれている途上国の人たちをさらに厳しい環境に追いやっているかもしれないなんて。 ゲームでもうひとつ自覚したのは、儲けようと思えばやっぱり安い材料を買いたくなること。安く生産するためには、途上国の安い労働力をギリギリまで使い、囲いの中でギュウギュウ詰めで育てた動物や魚を使う。そんな動物たちは病気寸前だから抗生物質もたっぷり。私自身ついつい目先の値段で選びがちだけれど、安さにはそれなりの理由が存在するということなのです。 本来、食べものとは命をつなぐ尊いもののはず。けれど、途上国から搾り取るようにして調達した溢れるほどの食べものを前に、私たちはありがたみも忘れ簡単に食べ残す。そんな構図が見えてしまった今、改めて食べることについて考え直したい、そう強く思った帰り道でした。 ![]() 「ほっとけない 世界のまずしさ」は「貧困を生み出すしくみ」を
アドボカシー(政策提言・キャンペーン)によって変えることで、 世界の貧困の解消をめざしています。 地球規模のネットワーク「貧困をなくすためのグローバル・コール」 (Global Call to Action against Poverty)に参加しています。 http://www.hottokenai.jp/ 8月、9月と大物ゲストの来日決定。 詳しい情報は、Webでご覧ください! |
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