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9月中旬、シンガポールで開かれた世界銀行/IMFの年次会合の際、シンガポール政府が市民団体メンバーの入国を拒否して大問題に。次第に力をつけてきた市民パワーで、貧困を生み出している世界のよくない潮流を変えられるかも。それも日本で!
国際機関などの会議での、市民活動の
参加度/プレゼンスが上がってきている! 「シンガポール政府が市民団体メンバーの入国を拒否したことに抗議して、GCAPのメンバー数十人が世界銀行総裁とのミーティングを中途退席」。英紙『ガーディアン』に掲載されていた記事を読んで、日本のGCAPメンバーである「ほっとけない」に聞いてみたところ、現地で参加していた政策担当の中島正明さんがリアルな事情を教えてくれた。
「結局、GCAPに参加しているNGOメンバーを含め、500人以上がシンガポールのすぐ隣のバタム島に集まり、そこで国際ピープルズフォーラムという市民会議を開催したのです」 今回の世銀/IMF、あるいはWTOなどの会議、G8などが開かれるたび、貧困の解決を求めるNGOや市民活動家が大勢集まることをご存知の人は多いと思う。 「国際機関の会合などの場に市民社会が集まって、実際に影響を受ける人々による解決策が提示され、それをメディアが取材、世の中に広まり世論が生まれていく。これがなかったら、とても偏った世の中になっているのではないかと思います。その偏った考えは、どこかの高層ビルで机に座っている人たちのものだったりするわけです」 昨年のG8に対してホワイトバンドをシンボルにしたGCAPやライブ8が及ぼした影響は誰ももう否定できないことは、言うまでもない。今年7月に行われたロシアでのG8では、プーチン大統領が700人の市民社会代表と直接対話する機会も実現させ、G8における市民参加のレベルを大きく引き上げることになったという。 2008年日本G8の開催に合わせて、
「市民のG8サミット」を企画中 「来年のG8はドイツで、すでに市民社会と政府の準備が着々と進んでいます。そしてその次の2008年が日本。まだまだ先のことと思われるかもしれませんが、来年の今頃には日本G8の議題がかなり固まって来ているはずですから、今から準備をすることが必要です」
G8に合わせ、日本ではこれまで見られなかった規模の市民社会の盛り上がりを作って行きたいというのが「ほっとけない 世界のまずしさ」のプランだ。 「政府会合とは別に、よりよい代案を示すための"市民のG8サミット"を開催したいと思っています。私たちの国際ネットワークも活用して、政治家や政府の人たちにも国際社会の動きに関する情報を伝え、行動を起こしてもらえるようにしたい」 貧困は今この瞬間にも広がっているけれど、もしかすると世界は今大きく変わる節目に入りつつあるのかもしれない。ゆっくり動き始めた巨大な歯車を、ささやかながら私も押してみたいと思う。2008年に向けての動きに注目したい。
![]() 「ほっとけない 世界のまずしさ」は、世界の貧困を生み出す「しくみ」を市民社会による「アドボカシー(政策提言、キャンペーン)」活動によって変えることで、世界の貧困の解消をめざすNGOです。
● www.hottokenai.jp ![]() 貧困の現状としくみ、そしてアドボカシーがわかる本 『ほっとけない 世界のまずしさ』9月17日発売! 扶桑社 \880(Webからも購入できます) |
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| text / Aoki Yoko
(cafeglobe.com) design / Shimizu Mamiko (Mame Design) |

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