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人と触れ合う仕事に魅力を感じ、
リフレクソロジストを目指す
「スクールで習い始めた頃は、どの辺がポイントか、どこが柔らかいか堅いかなどもあやふやだったんです。でも、勉強をしていくうちに何人もの足を触るようになって、『この人はここが疲れてるんだ』って、指先でわかるようになりました」
横浜は関内にある、ホリスティック・リフレクソロジーのサロン『リトリート横浜』の店長、杉野恵さん。パッと華やかで、かつ相手をくつろがせる雰囲気を持った女性だ。杉野さんはこれまで、リフレクソロジストとして多くの人たちの疲れを癒してきた。今でこそリフレクソロジーという言葉は知られているものの、杉野さんが勉強を始めたのは4年ほど前。きっかけは何だったんだろう。
「学校卒業後は、人と接する仕事に興味があったので、百貨店に就職したんです。でもその後、何度か転職を重ねました。そんな中、たまたま派遣社員としてホームヘルパー養成講座の運営部門での仕事に就いて、自分でも講座を受ける機会があったんです。人との触れ合いや年配の方との接し方などを学んでるうちに、『やっぱりいいな〜、人と触れ合う仕事が』って再び思って(笑)。リフレクソロジーの学校を知ったのは、ちょうどそんなときでした」
日本リフレクソロジー協会(RAJA)が主宰する『マキ フジタ リフレクソロジー・スクール』に入校したのは'97年の10月。スクールガイダンスを受けて、「やりたかったのは、これ!」と思ってスタート。ちなみにRAJAは、巷でよく見かけるリフレクソロジーサロン『クイーンズウェイ』の運営などを手がけている。そしてスクール校長の藤田真規さんは、英国式(RAJA式)リフレクソロジーを日本に普及させた、有名なリフレクソロジストだ。
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全身のリフレクソロジーで
より深いリラクセーションを提供
「当時は世の中にリフレクソロジーがまだ普及していなかったので、“リフレクソロジスト”として仕事ができるとは思ってませんでした。資格を取って、時間のあるときにボランティアとして老人ホームにでも行けたらいいかな……ぐらいの感覚で」
という杉野さんだが、学校へは働きながら週2日通い、半年で資格を獲得。そして、ちょうど卒業する頃に協会直営の『リトリート南青山』の募集があり、採用されたのをきっかけにこの世界に飛び込んだ。
日本でのリフレクソロジーは、主にリラクゼーション目的にとらえられているが、欧米では体の自然治癒力を高める代替医療として、福祉や医療の現場でも活用されている。親指が頭、土踏まずが胃というふうに、足の裏に体全体が反射投影されているという理論のもと、足裏をくまなく触ることで間接的に全身を刺激し、体全体の血行やエネルギーの流れを促進させる効果がある。施術を受けている間に、体がポカポカと温かくなり思わずウトウト……という経験のある人も少なくないだろう。
「クイーンズウェイでは足が中心ですが、リトリートは全身のリフレクソロジーが受けられるホリスティック・リフレクソロジー・サロンです。お客さまには個室の中でバスローブに着替えていただき、施術を行っています。首と肩、耳、手、足の順番にゆっくりゆっくりと……」
杉野さんは、足だけでなく、ホリスティック(全体的)なリフレクソロジーの技術を持っているのだ。コースは1時間30分、2時間、2時間30分の3つ。その間、巧みな指の動きで丁寧に、疲れのたまった箇所を刺激して、心身のストレスを溶かしてくれる。
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「気持ちよかったよ!」という
言葉と笑顔が、何よりうれしい
適度な刺激が“イタ気持ちいい”のが英国式リフレクソロジーの魅力だが、長時間に渡って施す側のリフレクソロジストの仕事は、やっぱり重労働なのだろうか。「部位によって、力を加えたり軽く触る程度だったりしますし、力を加えるときも自分の体を利用しますから、それほどではないですよ。逆に、お客さまが特にお疲れだったりすると『あーもっとやってあげたいな』って思うことも。……足を包み込んであげたいって気持ちになるんです」
カウンセリングに始まって、常に相手の表情から状態をくみ取るのがプロの仕事。施術の後、相手の顏がリラックスしてなごやかになったのを見ると、杉野さんはこの仕事のやりがいを感じるそうだ。「自分の仕事の反応がダイレクトに返ってきますから、やりがいはすごくあります。OLをしていたときにはなかったことですね。『よかったよ』って笑顔でいってもらえると、本当にうれしいです」
リフレクソロジストになって、人間的にも成長した気がするという杉野さん。今は店長としての業務でも忙しいよう。「自分がゆったりとした気持ちでないとお客さまにもそれが伝わってしまうということは、スタッフにもよく言ってますね。時間がなくて、裏で慌ただしくしてることもあるんですけど(笑)。あと大切だと思うのは、自分の健康管理。健康であれば、年齢を問わず、人生の変化にも対応して続けられる仕事ですから。そうそう、クイーンズウェイには60代の人も働いているんです。年配のリフレクソロジストだと、お客さまにも安心感があるみたいですよ」
Retreat横浜
横浜市中区伊勢佐木町1-5 横浜松坂屋6F
Tel: 045-260-2701
マキフジタ リフレクソロジー・スクール
東京・横浜・大阪・名古屋・福岡・札幌・仙台・ハワイ
Tel:0120-52-7227
参考:お仕事データベース 【リフレクソロジスト】
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| 08:00 |
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起床、朝食、
のんびりと準備 |
| 09:40 |
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通勤 |
| 10:20 |
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サロンに到着、開店準備の確認、
その日の予約確認、お客さまをお迎えする準備 |
| 11:00 |
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施術 |
| 13:30 |
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昼食 |
| 14:30 |
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お客さまをお迎えする準備 |
| 15:00 |
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施術 |
| 17:30 |
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明日のスタッフのシフトと予約の調整、
レジ締めや協会への報告などの店長業務 |
| 21:00 |
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閉店 |
| 22:00 |
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帰宅、軽い夕食 |

| 01:00 |
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就寝 |
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お気にいりの息抜き

ビーズにはまってます(笑)。青山のリトリートで働いていたとき、近くにビーズのお店があって、ビーズってきれいだなって思って。アクセサリーを作るのが楽しいですね。案外簡単なんですよ。一つ作っては友だちにあげたり……。家では、透明なケースにビーズを入れて並べているんですが、光を当てるだけでもすごくきれい。忙しくてアクセサリーまで作れないときは、それを眺めてます(笑)。
プロフィール

学校卒業後、百貨店に就職
その後事務職を中心に転職を重ねるが、ホームヘルパー養成講座の運営の仕事に携わったのをきっかけに、癒しの仕事に興味を持つ
その中でリフレクソロジーを知り、'97年にマキ フジタ リフレクソロジー・スクールに入校
半年間で学校を修了し、リフレクソロジストとして『リトリート南青山』に就職
その後、同サロンの副店長に就任
現在は、'01年2月にオープンした『リトリート横浜』で、リフレクソロジーの施術と、店長としての業務をこなす毎日
DATA
【リフレクソロジスト】
欧米ではリフレクソロジーは病院やスポーツクラブなどに導入されているほど身近な存在。
日本での資格については、日本リフレクソロジスト協会、フットセラピスト養成学院等、複数団体で各指定講座を開催しており、受講修了、または認定試験合格後、認定資格を取得できるしくみになっている。
日本リフレクソロジー協会資料によれば、資格取得後の独立開業志望者が約半数、 直営サロン等への就職志望者が全体の25%程度となっている。資格取得後は、自宅でサロンを開業したり、フリーとして客先へ出向き出張施術をするなど、働き方はさまざま。
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(取材先:ケイコとマナブ編集部)
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