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「夢をあきらめてしまう前に、実現するためには何が必要かを日々に落として考えることが大事な作業」と野原さん。「例えば、自分が50歳になったときに1000万円で世界旅行をしたいという夢があったとする。それだけ聞くと途方もない数字に思えますが、今から15年後までにいくら貯金すればいいか細かく切っていくと、年間約67万円、月に約5万円といった具体的な数字が見えてくる。そうすれば本気でやりたいと思っているなら頑張れるんじゃないかと思います」。
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お金を考えることは、人生を考えること こだわったのは“独立系”FP
ファイナンシャルプランナー(以下FP)の仕事は金融商品を紹介することと思われがちだが、野原さんは「違う」ときっぱり。「お客さまがどういう人生を送りたいのかという『ライフデザイン』を伺って、それを実現するために必要なことを明確にするのが私たちの仕事です」。
留学したい、家を買いたい、といった夢をなんとなくでも数字に落とし込めば「これは実現できる」、「努力が必要」と見えてくる。「必要なものが明確になれば頑張れますよね。その上で、金融商品を紹介することもありますが、保険も何も必要ないという方も。夢を実現するにはどうすればいいのかを一緒に考えて、“人生”を一緒に走り続けられることがこの仕事のやりがいだと思っています」。
大学卒業後、大手保険会社に就職した野原さんがFPになったきっかけは、休日出勤中に職場でたまたま受けた1本の電話だった。火事に遭った契約者が、保険金が出るか不安で火事の現場からかけてきたものだったが、野原さんが翌日上司に報告すると「面倒な電話を取ってしまったね」と気の毒がられたという。「クライアントを本当の意味で守るには金融機関の側に立っていてはダメ」と実感、入社後わずか10ヶ月で退職し、FPの資格を取って独立した。
野原さんがこだわったのは“独立系”FPであること。「企業の看板に守られ、担当が変わったら後任者に引き継ぐというやり方には抵抗がありました。10年後も20年後も私がいつまでも一緒にいますよ、という安心感を提供したかったんです」。
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