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だしの実演を見た20代の女性客からは「もっと難しいものだと思っていた」という声もよく届くとか。「料理の教科書に載っているような“完璧なだし”だけが正解、ということはないと思います。今は色々な器具や調味料もあります。無理なく続けられる方法で、自分のおいしいと思える“マイだし”を見つければいいと思うんです」。
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ゴールに縛られずに、 フットワーク軽く生きるワザ
突然届いた「だしCafe」店長のオファー。戸惑いつつも「好奇心が強いので、挑戦したくなった」と承諾。開店準備の為に上京した前日まで、当時住んでいた大阪で仕事を続けていたという。
「この仕事を始めてみると、管理栄養士として働いていた病院の現場と共通点も多いんです。“食”って、味つけの好みも作り方も、ひとりひとり違いますよね。その違いにどう対応してお話しするか。今までの経験が活かせていると思います」。
「だしCafe」は、基本的なだしのとり方や味の違いを無料で体感できるオープンスペースだ。毎日4回、かつお節や昆布、煮干しのだしのとり方のデモンストレーションの時間も設けている。「気軽に立ち寄っていただいて、だしのある食生活に目覚めるきっかけになれば」と語る小西さん。自分でだしをとって味付けができる夜活(料理教室)や、「だしと美容」がテーマの講演会など、ユニークな店舗イベントの企画にも携わっている。
「私の仕事のテーマは、食生活を手助けする“食のサポーター役”。職種が変わっても、これは一貫してぶれていないと思います。つまり、大きな方向性は決めていいと思うんです。ただ一方では、仕事のゴールを無理に決めすぎないことの大切さも感じています。だって、『絶対こう!』というゴールに縛られ過ぎると、フットワーク軽く動けませんよね。私が、自分が好きな“食”の世界でさまざまな経験ができているのも、興味をもったことに身軽に反応してきた結果かなと思っています」。
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