更新日:2012年1月30日 RSS

backnumber

VOL.42 【焼酎楽味隠れ家『陽』女将 仮谷陽さん】

停滞期は焦らず、今できることをして前に進む

zoom

お皿は有田焼と美濃焼がほとんど。「お店用のお皿は見栄えだけでなく、洗いやすさもチェックしなければいけないのですが、選ぶのは楽しかったですね。箸置きはフグだったり、しょうゆさしにもなるお皿タイプだったり。ついつい見た目で選んでしまいます」

zoom

働いたらその分遊ぶ主義だという仮谷さん。マイクロソフトを辞めた後、3か月間は怒涛のごとく遊んだとか。「お店がオープンしたら長期の旅行には行けなくなるので、ハワイ、ロサンゼルス、大分と、国内外の旅行を満喫したり、会いたい人に会ったり。徹底的に遊ぶと“これだけ遊んだら仕事も頑張らなきゃ!”と思うので、集中力と瞬発力が高まるんですよ」

time schedule
8:00 起床。旦那の出社準備の手伝い&お見送り。
その後、二度寝

10:00 起床。シャワー後、朝食(朝食は仕込み時の味覚が狂わないように少なめに)。前日の売上計算やメール等のチェック

11:30 犬と自分の散歩

13:00 食材の買い出し

14:00 仕込みスタート

17:30 お店オープン

23:30 クローズ。片づけ

25:30 最終電車で帰宅。飲みながら軽めの食事。ストレッチや愛犬と遊んでリラックス

27:00 就寝

 計画通りマイクロソフトを3年で退職し、オープン準備に入ったものの物件探しは難航。

 「ビジネスマンが年齢も性別も役職も関係なく楽しめる空間が作りたいという思いは、18年経っても変わりません。だから、どうしてもビジネスマンの聖地・新橋にオープンさせたかったんです。周りからは“打って出たね、大丈夫?”と心配されましたが、他の場所は考えられませんでした。飲食店は立地が命。ましてや、未経験なので駅から近いということが絶対条件。でも、2か月経っても3か月経ってもいい物件に出合えず、モチベーションは下がるいっぽう。冷静な判断ができなくなるのが怖かったので、お店を経営している人や友達に会ってモチベーションを上げていました」

 物件探しと並行して、焼酎アドバイザー、日本酒利き酒師、野菜ソムリエの資格も取得。そして半年後、希望通りの物件がようやく見つかった。
「今、できることをする。これもモチベーションアップに一役買ってくれました。お店がオープンしたら1日8時間以上立ちっぱなしになるので、10時間以上立ちっぱなしで生活をするとか、夜型の生活にスイッチするとか。オープンしてからでは遅いので、1年かけて体を慣らしました」

text / Junko Yamazaki photos / Mihoko Ishiguro

続きを読む≫