更新日:2012年4月11日 RSS

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VOL.43 【東北復興新聞 編集長 本間美和さん】

凝り固まった価値観を
壊すため、世界一周の旅へ

Vol.43 東北復興新聞 編集長 本間美和さん PROFILE

大学卒業後、日立製作所に入社。通信システムの営業を担当。自分にしかできない仕事がしたい!と編集者を志し、当時唯一未経験OKだったリクルート『ゼクシィ』へ。その後、講談社『FRaU』の編集者となるが2009年に退職。2009年12月より約2年間、夫婦で世界一周の旅へ。帰国後、NPO法人『HUG』を設立。東北復興新聞の編集長のほか、編集・ライター業や夫婦で講演活動も積極的に行う。旅の間に行ったソーシャルワークをまとめた本を今夏発売予定。

 2011年3月11日の東日本大震災。世界一周の旅に出ていた本間さんは夫とチリにいた。「日本で起きていることをどう捉えればいいのかわかりませんでしたが、前年に大地震と津波を経験したチリの人たちの日本を心配するたくさんの声を聞いて、応援ビデオを作成しました。後から、もっと実質的なことをするべきだったかも、と思いましたが……。旅をしている場合じゃないと帰国する人もいたけれど、今自分にできることは毎日を精いっぱい生きること、未来の日本につながる力をつけるための勉強をすることだと思ったので、旅を続けました」

 本間さん夫婦が世界一周の旅に出たのは、2009年12月。いつか世界一周をしたい! という夢を抱いていたわけではなく、酔った勢いで出た妄想話が世界一周旅行の入り口だったとか。

 「私も彼も仕事が楽しい時期で、順調にキャリアを重ねて幸せな日々を送っている十数年後の自分たちをイメージできていました。でも、東京で生まれ育ち、東京でしか通じない価値観にすごく縛られているんだろうな、という思いもあって。順風満帆だけど、人間としてグンと大きく成長できるイメージをもてない。もっと面白い人生にするためには、東京を離れて凝り固まった価値観を一度完全に壊さないとダメだ、と。仕事に未練がありましたが、“今行かないと次はない!”と、どこかで確信していたので決断できました」

text / Junko Yamazaki photos / Noriko Fukase

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