ミスチルの櫻井和寿さんや坂本龍一さんらが私財を拠出して設立した「ap bank」の登場で、一躍その名が知られるようになった非営利の“貸金業”、NPOバンク※1。実はこのほかにも、各地で組織されつつある。
これらのNPOバンクのほとんどには、誰もが出資者というかたちで関わることができる。この出資が預貯金や投資と違うのは、お金がどんな事業に使われるのかが明確だということ。融資先の多くは、地域に根ざし、環境保護や保育、福祉などの事業を営む団体や個人。つまり、「地球温暖化を食い止めたい」とか、「子どもを産んでも安心して働ける環境がほしい」といった理想や夢に、自分のお金がダイレクトに流れる仕組みだ。
今のところ出資のリターンは、金利や配当金ではなく※2、自分の望む環境やサービスの実現に手を貸すという意義。これはある意味でお金を超えたリターン。「新しい貯金」※3感覚で、自分の価値観に適う出資先にお金を託すのは、未来を見据えたマネーセンスある行動だと言える。 |
節約の王道といえば、食費カット対策。これにはやはり自炊がいちばんのよう。実際に、外食生活から、自炊中心に、ランチもお弁当に替えた3ヶ月のcafeglobeユーザー、河野千恵子さん(メーカー勤務)によると……。
「それまでは毎月の食費が5、6万以上かかるが当たり前だったんですが、今は週に1、2度の外食や飲み会を含めても月4万円以内。毎月の貯金が2万円以上アップしました。飲み物もマイ水筒に切り替えたんです。自宅でご飯を作ると決めたら、帰宅途中でカフェやコンビニに寄り道することもなくなって、ムダ使いがなくなった。栄養のバランスが整ったからか、体調も良くなったみたい」
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お次は交通費カット作戦。通勤を自転車に変えて毎月約1万円の定期代を浮かし、さらにユーレイ会員化していたスポーツジムを退会。結果、貯金額がアップしたという中島裕子さん(広告制作会社勤務)。
「自転車通勤している人のブログを読んで触発された」という中島さん、開始後2ヶ月たったころから少しずつウエイトもダウン。そこで、「スポーツジムは必要なし」と、即退会。「満員電車に乗らずに済むのがとにかく快適、寄り道も楽しい」と、一石二鳥の自転車ライフを満喫している。
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河野さん、中島さんともに実践中なのが、光熱費や水道料金のカット。 「電力会社やガス会社のサイトを見ると、いろんな省エネ術にどれくらいの効果があるのかわかるので便利」(河野さん)。「自転車通勤に変えて、シャワーを浴びたり洗濯したりする回数が増えたので、水を出しっ放しにしない、洗濯はまとめるなどして、使用量が増えないように工夫してます。お金の節約というよりも、水の供給には、電気など他のエネルギーも関わっていると聞き、環境のために無駄づかいは減らそうと思ってます」(中島さん)。
ちなみに以下はふたりおすすめのスマートケチ術。節約は自分のためのみならず、という気持ちが、継続の理由だそう。地球にも自分にも優しいケチ術、実践しない手はない。かっこよく貯めて、賢く増やしてこそ、真の「サイフの達人!」

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料理は週末にまとめて行い、1日の炊事や洗い物は、なるべく1度、短時間で。 |
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買い物のレシート(冷蔵庫の中身)を冷蔵庫に貼って、ドアを開閉する回数を減らす。 |
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エアコン、テレビ、電子レンジなどは待機電力が生じる家電。使ってない時は主電源からオフ。 |
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部屋の照明を、白熱球から蛍光灯電球にチェンジ。 |
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バンクとはいっても、法律上は「貸金業」。ただし、それぞれのNPOバンクの融資方針に賛同する「組合員(=出資者)」に融資先を限定している。融資時の利子を低く抑え、環境事業や女性の起業、農業、福祉、町おこしなどの市民事業をサポート。大きな金融機関ほど、収益を上げるために、大企業への融資や安定した国の国債を買うために使われている、ということは、自分のお金が回りまわって、環境破壊や戦争に使われている可能性も!?
「普通の人たちの手作りの金融」にも関心を持ってみては。
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| 出資者に対する配当がないのは、利子をNPOバンクそのものの経費のほか、貸し倒れに対する備えとして積み立ているから。ただし、NPOバンクの運営が順調に続き、余剰金が出るようになれば、配当が出るようになる可能性もある。(各団体のパンフレットや加入申込書にも、これらの事情は明記されている)また、投資信託などの金融商品同様、元本の保証はない。 |

「新しい貯金」という言葉は、NPOバンクなど、銀行などの金融機関に寄らない“お金の流れ”を、分かりやすく解説した『「新しい貯金」で幸せになる方法』(樫田秀樹著、築地書館刊)によるもの。「銀行などの金融機関に寄らない」、「お金以外のリターンがある」という意味では、同書でのなかで触れられている「匿名組合」への出資という手も。こちらは発電用風車の建設を手掛ける「自然エネルギー市民ファンド」などのほか、音楽、アートなどへの出資も可能だ。詳しくは以下のサイトで確認して。
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