今年も、あっという間に年末シーズン! クリスマスだ忘年会だ、とイベント盛りだくさんの時期に突入しますが、あれれ、もうひとつ忘れていませんか? そう、年賀状の準備。じつはこれから買うのよー、というギリギリ派の方に(はい、まさに私もその1人)ご紹介したいのが「カーボンオフセット年賀」です。
■CO2をオフセット、ってどいういうこと? 近頃、チラホラ聞かれるようになった「カーボンオフセット」という言葉。これは日常生活や産業活動のなかで排出されたCO2などの温室効果ガスを、自然エネルギー開発や森林保護といった環境保護事業を推進することで相殺しよう、という試み。私たちが日々暮らすなかで、CO2の排出を100%カットするのはどだい無理な話、ならばそのCO2を「別の場所」で吸収させる、という文字通り「Carbon(二酸化炭素)」を「Offset(打ち消す)」する発想なのです。
欧州を中心に広がりつつあるこのカーボンオフセット、たとえば英国の航空会社ブリティッシュ・エアウェイズでは、飛行機を飛ばすことで発生する大量のCO2を、植林活動への寄付によって相殺するキャンペーンを実施。渡航距離に応じた植林基金への寄付を搭乗者に呼びかけました。

こちらが「カーボンオフセット年賀」とそのシンボルマーク。ちなみに、1年間の年賀状の発行枚数は約40億枚! 年賀状の習慣が薄れつつある昨今でもこの数字、やはり年末の一大行事なんですね。ちなみに「カーボンオフセット年賀」は1億枚を発行。
■年賀状1枚につき5円が「カーボンオフセット」への寄付に で、我らがニッポンの恒例行事である「年賀状」を通じて、この活動に参加できるのが「カーボンオフセット年賀」というわけ。通常の年賀状より5円高い1枚55円、その5円が日本郵政を通じて環境保護事業に取り組む非営利団体に寄付され、CO2削減プロジェクト支援に役立てられます。今回の発売に携わった日本郵政株式会社の経営企画部門・串間佐知子さんによると、「郵便局では、以前から配達車のCO2削減などに取り組んでいましたが、今年10月の郵政民営化をきっかけに、もっとインパクトのあるCSR活動を目指す動きが活発になりました。その中で浮上したのが、年賀状を使ったアイディアだったんです」とのこと。

日本郵政のWebサイトの「カーボンオフセット年賀」コーナーには、坂本龍一さんや中田英寿さんのビデオメッセージも。なかなか気合い入ってます!
なるほど、確かに年賀状ならばじっくり手に取って読む人が多いわけで、PR効果も高そう。今年初のお目見えとなった「カーボンオフセット年賀」、じつは京都議定書で定められた「CO2マイナス6%削減」に向けての施策という意味合いもあるため、2012年までの今後5年間は販売続行が決まっているとか。「年賀状から始まって、今後は切手やゆうパックにも広がればよいのですが」と串間さん。CO2削減に手軽に貢献できる機会が増えるのは、私たちにとっても喜ばしいこと。そろそろ重い腰を上げて年賀状を……と考えている皆さーん、郵便局に行ったら緑の「カーボンオフセット」マークにご注目を!(編集・タナカ) |