アンカー・ウーマンのある暮らしを編集部のスタッフ3人が長期レポートするこの連載もスタートして8ヶ月。
アンカーと対面した3月が、なんだか遠い昔のようです。最終的にはyukoが
千葉で129kmを、shukoが
三浦半島一周66kmを、ワタクシyokoが
ホノルルで160kmを走ったところで、今回いったんの締めくくりをしたいと思います。
■持久力は19歳レベル! 自転車バンザイ!
まだあと1ヶ月以上今年を残していますが、今年の個人的ハイライトは、やはりこのホノルル・センチュリーライドだったと思います。
一緒に使い始めた
emetersのデータによると、この8ヶ月で私が走破した距離は2300kmで、集めたポイントは540リーフ。つまり、仮に同じ距離を自動車で走るところだったとしたら、540kgものCO2排出を避けた(
※1)ことになります! なんだかウレシイ。
もうひとつ、個人的にはもっとウレシイ効果もありました。先日、アンカーを開発している「アンカー・ラボ」にて、持久力の指標「VO2max/wt」を計っていただいたのですが、なんと19歳並み(!!!)という結果が出たのです!

アンカー・ラボにて、運動量と酸素消費量を計るマシンで持久力(VO2max/wt)を計測中。漕いでいくと、どんどんペダルが重くなっていきます。同時に耳たぶから血液を少しずつ採取して、血中の乳酸を計り、筋肉がどれだけ疲れてきているかも調べるのです。ポタポタと汗が落ち始め、心拍数が180を超えたあたりでギブアップ。

スポーツ生理学のテキストによると、私の年齢ゾーン(35〜39歳)で、VO2max/wtが40.5は「エクセレント」。19歳の「普通」32.7〜38.2をも超えているのです。見た瞬間、鼻の穴が膨らんでしまいました。もっとも、これは持久力だけの話ですが……。
計測してくださったアンカー・ラボの中西安弘さんによると、このVO2max/wtは、言うなれば健康度の指標。心臓・血管や血液・筋肉など総合での働きのよさなので、長期のトレーニングでしか得られないものなのだとか(
※2)。私の場合、他に運動らしいことは何もしていないから、長年の自転車通勤のおかげに違いないのです。片道6〜8km、20分程度のちょこちょこ通勤でも、健康になれるということですね。自転車バンザイ!
体脂肪率も、これはとくにアンカー・ウーマンに乗り始めてから減ってきたようで、最近は22%くらいに落ち着いています。エステティックの方にも肌のキメが細かいのは代謝がいいからと太鼓判をもらったし、腹筋はうっすらだけど割れてるし、やっぱり自転車は最高のアンチエイジング方法なのではないかと確信する今日この頃です。
■女性4人で丹沢ツーリングもしました 自転車のおかげでいろいろお誘いをいただいて、新しい友だちが増えた年でもありました。面白かったのが、
港区の急坂を自転車で登りまくるという走行イベント。30人ほどで、アメリカ大使館やフランス大使館の横をシャカシャカ立ち漕ぎしました。

港区の激坂ばかりを走るイベントに参加したときの様子(右端が私)。みんな「うへー、これ登るのかよ!?」と悲鳴に似た喜びの声を口々に上げながら、グオーッと登ります。走った後は、みんなで食事も。最近も江戸の橋を渡りまくるイベントなどやってます。
東京から神奈川県の丹沢山地まで女性ローディ4人で往復130kmを走ったこともありました。以前
秋川渓谷に行ったときと少し似ていて、自動車でしか来ないような観光地に自分の脚で来てしまうという高揚感がなんとも言えずオツなものでした。すごく疲れるけれど、全員「次はいつ走る?」と別れ際に言ってました。

10月、女子4人で丹沢の宮ヶ瀬ダムまで行きました。うち1人はemetersのSNSで友だちになったばかりでした! お互い、ふだんどんな風にどんな距離を走っているかわかるから、不思議なほど安心なのです。

イギリスでも、ロンドン郊外をかなり走りました。これは、その名も「アンカー」というパブの前にて、記念撮影。じつはイギリスのパブには「アンカー」という名前がとっても多いのです。
■「魔法の絨毯」感・滑空感は、えも言われぬ快楽 自転車ブームに本格的に火がついた夏でもありました。私も、今年だけで新旧の女友だち10人くらいから「自転車が欲しい」という相談を受けました。今は全員スポーツバイクに乗っています(うち、09年モデルのアンカー・ウーマンを予約中の人が3人)!
ただ、
cafeglobeのBBS(掲示板)にもご質問をいただいたのですが、アンカー・ウーマンはロードバイク、自動車なら「スポーツカー」に相当します。ロングスカートで乗ったり、シティサイクル(ママチャリ)気分で歩道のみをゆっくり走る用途には向いていません。反対に「通勤にも使うけど、週末などにロングライドをしてみたい、もしかしたら自転車で旅も楽しそう!」と思うなら、絶対ロードバイクでしょう! とくに自動車やオートバイの運転が好きな人なら、ハマること100%ですね。あの「魔法の絨毯」感・滑空感は、えも言われぬ快楽です。
もうひとつ注意していただきたいことを申し上げると、街でヘルメットをかぶっている人がまだ少ないのが気になります。先日、友人が軽トラックに当てられて転倒しました。頭を打ったのですが、ヘルメットを被っていたから顔のアザで済んだそうです。事故の可能性はシティサイクルなら低いというものでもないので、できればすべての人に被ってもらいたいです(カナダなどのように、義務にしてしまっては?とさえ思います)。

これは、反射板や雨など薄暗い日でも目立つ色の自転車用ベスト。これか、リュックに被せるタイプのものを私は身に付けるようにしています。さらに前のライト2つ、後ろの赤いライトも2つつけて、ほとんど走るクリスマスツリー。でも安全にはかえられません。また、自分が事故を起こしてしまう可能性も考え、大きめの額の賠償責任保険もかけています。
■アンカー・ウーマンにも新モデル登場 ……と、少し現実的なことも申し上げたところで。スポーツ自転車に興味を持っていて、まだ始めていないアナタに朗報です。じつは自転車を始めるなら、これからがけっこういい季節なのです(
※3)。
まず、スポーツ自転車は運動量が多いので、少し寒いくらいの季節のほうが快適なことが多いのです。大抵の人は、しっかり漕いでいれば寒いのは最初の数分だけ、手袋や耳あてをきちんとすれば辛いほど寒いということは滅多にないはず。むしろ、代謝が低下してしまう季節、週に数回でも全身の血液をワーッと回すことで、体中の細胞がイキイキしてくる気がします。私が自転車通勤を始めたのもたしか2月でした。
また、今は各社から自転車の新モデルが発表されたばかりです。スポーツ自転車は意外と生産数や輸入数が少ないことが多く(もちろんモデルによります)、春先にはすでに売り切れということも。今なら欲しいモデルが手に入りやすいのです。
アンカー・ウーマンも、09年モデルが登場しています。
入門モデルのRA5 Womenも、
フルカーボンのRFX8 Womenも、スッキリとした新デザインになりました! そして、RA5にはフラットバーでタイヤが少し太い
クロスバイク寄りのRA5FL Womenも新登場。ロードバイクはまだちょっと怖いな……という人はまずこれから始めてみて、慣れたらタイヤを細くしたり、ドロップハンドルに換えるのもありかもしれません。

日本人女性の体格や筋力をもとに設計された女性専用アルミ・フレームにカーボン・フォークを合わせたロードバイクの入門モデルRA5 Women。女性の小さな手でもレバーを握りやすいハンドル、コンパクトクランクなどは08モデルから受け継ぎつつ、よりスッキリしたデザインに。完成車価格12万3000円(税込)

RA5をベースに、フラットハンドル、少し太い25mm幅のタイヤなどを組み合わせたクロスバイクタイプのRA5FL Women。完成車価格9万5000円(税込)
この連載はいったん締めくくりますが、もちろんこれからも走っていきますので、またレポートをできるかもしれません。自転車についてご質問があれば、いつでも
BBSにお寄せください。また、
emetersも毎日チェックしていますので、そこで声をかけていただけたら、それもとても嬉しいです(ユーザー名はyokoです)。では、いずれ路上でお会いしましょう!
※1
自転車のCO2抑制効果 リッター10kmの燃費の自動車は、4.3km走行するごとに約1kgのCO2を排出することから算出したもの。
※2
持久力作りには時間がかかる それが証拠に、ツール・ド・フランスのようなレースで総合優勝するのは、30歳前後の選手のことが多い。筋力などのピークは10代や20代前半で迎えられるけれど、この持久力は作り上げるのに5年以上かかるからなのだとか。マラソンの選手なども比較的年齢が高いのも、そう考えればナルホド。
※3
自転車にいい季節 ごめんなさい、豪雪地帯・寒冷地を除いてのお話です。