人気の雑誌モデルを起用、毎回約2万人の女性入場者を集めているファッションイベント「東京ガールズコレクション(以降TGC)」。その動員力はもちろん、ランウェイを歩くモデルたちが着ている服をモバイルサイト『girlswaker.com』でその場で購入できることなどから、新しいビジネスモデルとして国内外から注目されている。
そのTGCが中国に進出するということで、業界がにわかに沸き立った。北京で毎年開催されている大規模な服飾展示会『CHIC(中国国際服装服飾博覧会)』にて、最終日の最終スケジュール、大トリをTGCが務めることになったのだ。

中国で圧倒的な人気を誇る橋本麗香さんをはじめ、長谷川潤さんや松本莉緒さんなど、日本からは13人のモデルがランウェイに登場。北京に突然Tokyoが出現!という圧倒的かつ濃厚な世界観を演出した。photo / TGC in Beijing 2007
オープン前から会場には長蛇の列。中日のアパレル業界風の人たちが多かったが、おしゃれをした若い女性グループ、彼氏連れの女の子たちの姿も。東京にいても違和感ない雰囲気の大学生の女の子は、「ネットの掲示板でTGCが北京で開かれることが話題になっていて、とても楽しみにしてきた」と言っていた。
幻想的なグラフィックとノリのいいポップスで盛り上げられるステージを歩くのは、橋本麗香さん、長谷川潤さんなど日本人のモデルが主役だが、中国で抜擢されたモデルもしっかり脇をサポート。北京に、ここは渋谷?と錯覚してしまうラブリー&ガーリーな世界が一気に花開いた。そして最後は中日のモデルたちが手を取り合って、大きな笑顔。

出展したブランドは『CECIL McBEE』、『JAYRO』、『leap lippin』、『OLIVE des OLIVE』、『rosebullet』、『Vintage Select by HONEY』など。大半はすでに中国国内でもお馴染みなブランド。今回はショーケースということで、モバイルでの販売などはなし。
中国のファッション市場は、すでに規模は巨大だが、デザインをはじめマーケティングについてはまさに今これからといった段階にある。じつは今回のショー、『中国服装協会』や日本の『JETRO』など、行政の肝入りのイベントで、両国のファッション産業がより交流を深めていけるようにという狙いも込められていたようだ。

今回のショーは、中国側は『中国服装協会』、日本側は『JETRO』と『ジャパンファッションフェア(JFF)』実行委員会の肝入り。TGCを主催する株式会社ゼイヴェルの大浜史太郎社長は(写真右から2番目)、「ゼイヴェルとしてすぐに中国でTGCのようなビジネスを展開する予定はないが、日本と中国のアパレル業界の活性化につながれば嬉しい」と語っていた。
グローバル化の中、世界のファッションもすごい勢いで均質なものになり始めている。でも、中国と日本ならではの取り組みはもっと広がっていいし、ビジネスとして、文化として大きなチャンスもあるはず。そんなことを夢見させてくれる機会だった。(エドワード・ミー、cafeglobe編集部)
photos / Edward Mee, cafeglobe
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