『フルラ』が、新進デザイナーを招聘しコラボレーションラインを発表するプロジェクト「Talent Hub(タレント・ハブ)」。2008年春夏から始まった取り組みで、今年で2シーズン目を迎えます。コラボレーションするデザイナーは、ファッション誌が主催するコンクールで高く評価されたり、有名なデザイン賞を受賞している、いずれ劣らぬ精鋭ばかり。
そんな注目デザイナーが、先日、南青山で開催された『FURLA(フルラ)』の秋冬展示会に合わせ、初来日。さっそくインタビューしてきました。

<写真左>シベリア出身のシューズデザイナー、マックス・キバルディン。2008年にアメリカの靴専門誌『Footwear News』により、毎年N.Y.で開催される「The Vivian Infantino Emergining Talent Award」を受賞。2004年からミラノで、自身のコレクションも発表しています。今回のコラボ企画についての感想を聞くと「80年もの歴史がある『フルラ』とのコラボレーションは、大きな責任と不安を感じたが、自分がデザインした靴によって、若い女性たちにエレガントな靴の素晴らしさを伝えていきたい」とコメント。また、08年秋冬のメイン・コレクション作りにも携わったとか。今季は無駄を削ぎ落としたかのようなシンプルでモダンなヒールを発表。
<写真中>ニコール・ブルンダージ。1シーズン目を終了した際、『フルラ』から、ミドルヒール(3〜5cm)が求められているというフィードバックを受け、今回は意識してミドルヒールの靴を多く発表したそう。「大物デザイナーとコラボレーションする企業はたくさんあるけれど、無名の新進デザイナーと向き合い、さらに育成していこうとするブランドは数少ない。デザイナーにとって最も必要である“経験”を積むことができ、とても光栄です」と語っていました。
<右>手織りのようなバッグで注目を集める『マリコ』デザイナーの、アリーチェ&リサ・フェッラーリ姉妹。今後について質問すると、「今手織りの風合いを大切にしながら大量生産する技術を学ぶことができました。今までは小さい規模でのビジネスでしたが、この経験を活かし、より大きなマーケットでの展開を視野に入れています」。

このプロジェクトは、『フルラ』が、ファッションの世界における新しい才能を発掘し、世の中に送り出すことを目的としているとか。今までにない斬新なアイテムを展開することで、『フルラ』にとっても、新たな顧客層をつかむ足がかりにもなりそう。<写真左>幾何学的な手法を取り入れているという、ニコール・ブルンダージ。素足がチラっと見えるブーティは、サンダル感覚で楽しめそう。79,800円 銀座店限定 8月上旬展開予定 ※写真左の黒のブーティは日本での展開は無し※ <中>マックス・キバルディンがデザインした靴。限りなく細いストラップや、美しいカッティングが特徴。77,700円 銀座店限定 8月上旬展開予定 <右>手織りのような風合いが印象的な『マリコ』のバッグは、異素材の組み合わせにも注目。ブルーバッグ 49,350円、グリーンバッグ 51,450円 ブルーポーチ 9,450円 ※写真右手前の緑のポーチと紫のポーチは日本での展開は無し※
どのデサイナーも、口を揃えていたのは「80年の歴史がある『フルラ』と、一緒に仕事ができたことはとても光栄なこと。大量生産の仕組みなど、実際の市場における販売戦略などが学べ、とても勉強になった」ということ。
表現したいデザインと、市場ニーズのバランスをとることは、コネクションや実績が少ない若手ブランドにとってはなかなか難しいもの。『フルラ』とのコラボレーションを経て、今後彼らがどの様に、自身のブランドを展開していくのかにも、注目が集まりそうです。
秋冬の新作は、各デザイナーの“1シーズン目を経て学んだ経験”が活かされているだけに、より「欲しい!」と思わせるデザインが豊富。マックス・キバルディンとニコール・ブルンダージの靴は、銀座店限定で8月上旬から販売予定。また、『マリコ』のバッグ&小物は路面店を中心に10月中旬から展開予定です。(編集・小松)
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