毎朝、その日の予定に合わせて何を着るか頭を悩ませながら、ふと疑問に思うことはありませんか。「おしゃれって何だろう」「ファッションって何のためにあるんだろう」と。今回は、おしゃれの本質に迫る、展覧会と映画をご紹介します。
◆
世界にひとつだけのスペシャルバッグが集結
ルイ・ヴィトン 「サヴォアフェール展」 ルイ・ヴィトンが、自身のブランドの伝統と革新の象徴としている、パリ郊外アニエールにあるアトリエ150周年を記念して、稀有な才能を持つ6人のスペシャルオーダーアイテムを制作。その展覧会が開催されています。デザインには、ヴィトン家5代目当主であるパトリック-ルイ・ヴィトン自らが参加。6人それぞれのライフスタイルや収納するアイテムに合わせた、独自のアイディアが組み込まれています。タイプはハードトランクからソフトタイプのバッグまでとさまざま。常にモード界をにぎわせるルイ・ヴィトンの華やかさから一転、自然科学から芸術、そしてそれに呼応して匠が生み出す究極のバッグを見ることのできる展覧会になっています。

(左)映画『ブロークバック・マウンテン』、『バベル』などのサウンドトラックでアカデミー賞を受賞した、グスターヴォ・サンタオラヤの「※ロンロコ」ケース。※南米アンデス地方の楽器・チャランゴの一種。(右)化学や物理学の法則に基づいた「分子料理」と呼ばれる料理を提供、世界最高のシェフとして名高いフェラン・アドリアがオーダーしたラゲージセット。

ルイ・ヴィトン 「サヴォアフェール展」
期間:2009年9月12日(土)〜9月23日(水・祝)
時間:11:00〜20:00
会場:ルイ・ヴィトン表参道 7階 LVホール
住所:渋谷区神宮前 5-7-5
www.louisvuitton.com
◆
華やかさの裏側には不運な境遇が!
力強く生きたココ・シャネルの映画が公開に ファッション界を牽引するラグジュアリーブランド、シャネル。その創業者であるココ・シャネルをご存知ですか? ココ・シャネルの若き日を描いた映画『ココ・アヴァン・シャネル』が9月18日(金)より公開されます。階級や性別による差別が顕著で、女性の社会進出が困難だった時代。彼女がどのようにして成功をつかんだのか、世界のファッションにどんな革命をもたらしたのか、その物語を知ることができます。現在のきらびやかなイメージからは想像できないほどの、数々の逆境を乗り越えてきたシャネルの革新的な生き方は、現代を生きる働く女性たちへの力強いメッセージになるはずです。

主演は映画『アメリ』で多くの女性の共感を集めたオドレイ・トトゥ。芯の強さを感じさせる凛とした表情が、若き日のシャネルを彷彿させます。

『ココ・アヴァン・シャネル』
9月18日(金)全国ロードショー
監督:アンヌ・フォンテーヌ
出演:オドレイ・トトゥ、ブノワ・ポールブールド、アレッサンドロ・ニボラ
wwws.warnerbros.co.jp/cocoavantchanel
ファッションも、つきつめて言えば、人間の歩みとともに発展してきたアートのひとつ。歴史や時代背景、文化や社会を知ることで、トレンドとは、モードとはどういうことかを大きな視点でとらえられるようになるのかも。日々のおしゃれも、芸術や歴史に触れることで養われていくのかもしれません。明日から始まる大型連休、時間があったら、ぜひ足を運んでみて!(編集・笹田)