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更新日:2003年6月13日 RSS



ファスティングってなんだろう?
最近耳にしたことがある人もいるかもしれない、
それは、“断食”ということ。

Cafeglobeの健康追求派ふたりが試してみた、
よりいっそう体を“キレイ”にするための
2泊3日を詳細レポート。
Vol. 1ではその流れを簡単にご紹介します

カウンセリングで始まるから安心

 日ごろから“健康”が話題によく上るCafeglobe編集部のヤマギシ、ワダが初めてのファスティングを体験するために訪れたのは、伊豆高原にある「やすらぎの里」という施設。ここでは、湯治・食養・東洋医学の3つを活用することで総合的に体をリフレッシュさせてゆく。

  さて、断食のスタートは健康チェックから。チェックイン時に渡される問診表に、生活習慣や食生活、病歴などについて詳細に記述。丁寧に書けば30分くらいかかるこの問診表の記入だけでも、日ごろの暮らしを見つめるきっかけになる。毎日どのくらい働いているか、定期的なエクササイズとしてどんなことを心がけているか、今ストレスを感じていることは……? なるべく客観的な自分を記録すべく、しばし無言で書き込み続ける。

  問診表をもとに行われる、「やすらぎの里」代表の大沢先生による個人面談では、ひとり約15分かけて、体脂肪率測定や自律神経の検査、そしてカウンセリングが行われる。自律神経検査では、体の各部位の調子が数値で示される。ヤマギシ、ワダともに代謝系の不調が目立つ。また、全体的に数値がマイナスに寄っているのも気になった。体脂肪がどのくらい減るかということよりも、3日目にこのマイナスがどのくらいプラスに転ずるかということに興味が湧いてくる。

日ごろの食生活について告白するのは、ちょっと恥ずかしかったりする。「……実は朝食はアイスクリームなんです」by ワダ。


毒素がみるみる吸い出されて……

  この「やすらぎの里」では毎日3つの治療プログラムが受けられる。具体的な治療内容は、本人の体調などを確認しながら当日先生が決めるという。初日に体験した3つの治療(カッピング、整体、ローリングベッド)のうち、印象的だったのがカッピング。漢方の伝統的な治療であるカッピングは、背中などに吸玉を吸着させ、血液中の老廃物を毛細血管を通じて皮膚表面に浮き上がらせるというもの。血中の汚れが激しいほどカップの跡が赤く残るというのだが、終了後のわれわれの背中には鮮やかな赤い水玉模様が!

  二日目の治療はアロママッサージと脚マッサージ、ローリングベッド。アロママッサージは、代謝を促すヒノキの香りと、リラックスできる柑橘系の香りの2種類から選ぶことができる。午前中に受けたこのアロママッサージのおかげで、すっかり眠りの世界に引き戻されてしまった。もしかして、「ひたすら眠る」ということも、重要な治療の一環なのかもしれない。

あまりにも強烈、な吸玉療法を施されるの図。でも、これが気持ちよくて。くせになっちゃいそうでした。


ファスティングはおいしい!

  「断食」に来たはずなのに、おいしい食事を楽しめることが驚き! もちろん、3日のうち丸1日はお茶と水、腸の働きを活性化させる酵素ジュースのみ、という“正統派”断食を行ったのだが、二日目の朝からは回復食をいただいた。断食前日の深夜から何も食べていないので、合計50時間程度絶食していたことになる。これは生まれてはじめての体験かもしれない……。

  断食中はお茶を飲んだりさまざまなメニューをこなしたしていたため、それほど空腹を感じなかった。とはいえ、いざ回復食のおかゆを目の前にしてみると、ある種“感慨”がこみ上げてくる。薄い三分かゆにごま塩をかけたものをひと匙ずつゆっくりいただくのだが、お米の滋味が文字通り体に沁みわたる。こんなにごま塩がおいしく感じられたのは生まれてはじめてのこと。塩は体に不可欠なミネラルだということを改めて実感。

この回復食のシンプルなメニューがどんなごちそうよりおいしく感じられる。この感動を味わうためだけでも、もう一度断食してみたいほど。


くせになりそうな朝風呂

  朝7時ごろ起きてすぐ施設屋上にある露天風呂に直行。海と原生林を見ながら入浴を楽しむ。温泉好きのワダにとって、この露天風呂はかなり楽しみだった。大沢先生いわく、「朝焼けを見ながら入るお風呂は最高ですよ」とのこと。……本当に気持ちよさそう。いちど体験してみたいものだ。お風呂で出会った女性は会社を経営しており、仕事のプレッシャーと疲れを癒すために定期的にここを訪れているらしい。初対面でも打ち解けて話すことができる雰囲気が、この場所にはある。食堂やサロンなど、露天風呂以外の場所で会った人たちも、いつも気さくに話しかけてくれた。非日常のゆとりを体験できる場所だからこその、身構えないコミュニケーション。

露天風呂以外に大浴場が。ここも“ほぼ”露天風呂状態の、緑が美しくて気持ちよい場所(露天風呂のようすは右脇の「スケジュール」を参照)。


●Vol.2 
断食は、脳の働きをリセットするシステムだった!?>>


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text / Cafeglobe.com
photos / Wada Kyo(Cafeglobe.com)
Design / Suzuki Yumi(Cafeglobe.com)




体験1日目


11:00

東京駅を出発
13:30 「やすらぎの里」チェックイン。その後散歩
18:30〜 大沢先生による問診(自律神経検査)  
19:00 酵素ジュースを飲む  
19:30〜 治療(カッピング、整体等)  
21:00 入浴(温泉)  
23:30 就寝  


背中は水玉模様に。毒素が多いほど赤みが強くなるという。ちなみに同室で治療を受けていた中学生の背中はほとんど赤くなっていなかった。


完全断食は本日のみ。それほど空腹を感じなかったけれど、断食中の唯一の栄養であるしょうが湯を飲んだときの感動といったら! 「沁み入る〜」



体験2日目


7:20

起床
7:30〜 気功体操
8:00〜 露天風呂
10:00 回復食(三分がゆ)
10:30〜 治療(アロママッサージ等)
12:00〜 散歩
13:00〜 読書、ビデオ鑑賞、昼寝
17:00〜 ヨガ
18:00〜 回復食(全がゆ)
19:00〜 先生に取材
20:30〜 入浴(温泉)
21:30 就寝


「あぁ〜極楽」。晴れた日には大島が望めるという、ナイスロケーションの露天風呂。


うっそうとした森を歩いて5分で海なのです。「空気がおいしい!」と潮の香りにクラクラ。


体験3日目


7:00

起床
7:00〜 露天風呂
7:30〜 気功体操
9:00〜 半減食
10:00 チェックアウト
12:00 伊豆高原駅を出発


大沢先生の愛犬テラ。たった今シャンプーしてもらったばかり。28キロという立派な体格のテラももちろん断食経験あり。


心も体もすっきり! 爽やかな断食明けを祝って地ビールで乾杯。いつもなら一気に食べてしまう駅弁を、二人とも残してしまったことが驚き。



大沢先生
伊豆高原にある「湯治・食養・東洋医学 やすらぎの里」代表。20代前半で長期間海外に滞在。帰国後料理の道に進むが、次第に自然食に目覚め鍼灸を学ぶ。全国の治療院などで経験を積んだのち現在の施設をオープン。

●伊豆高原 浮山温泉郷 
やすらぎの里

〒413-0232 静岡県伊東市八幡野1741-49
Tel:0557-55-2660 Fax:0557-55-2661
E-mail:izu@y-sato.com
サイト http://www.y-sato.com/