漢方は、長期間続けて飲まないと効かないと思われがちだが「頓服薬」といって飲んですぐ効き目が実感できる処方もある。「胃薬に使われることが多い安中散などは月経痛にも効果があるし、排卵後から飲み始める芍薬甘草湯も次の月経をラクにしてくれます」。こうした漢方は、体質を改善する漢方と飲み合わせることもできるし、いわゆる鎮痛剤と併用して、鎮痛剤の量を減らしていくという使い方もできる。
「また、本人の自覚がなくても、脈やお腹の状態を診ると驚くほど変化が現われている場合もあります。そのときは、理由を説明して、もう少し同じ薬を続けてもらいます。逆に、症状は良くなったけど、尿や血液検査で肝臓などに負担になっていることが分かる場合は薬を変えます。漢方だからといって、副作用がないとは限らないので、定期的なチェックは欠かせません」。漢方を薬局などで購入しセルフケアに使うときは、医療機関でのチェックも合わせて行うほうが安心かも。
個別の臓器ではなく、体全体を診る漢方は、どの診療科目で診てもらえばいいのかわからない悩みにも大きな味方。とりあえずの受診が、信頼できる婦人科を知るきっかけになる可能性も高い。まだまだ婦人科の敷居は高いと感じるなら、漢方外来や漢方専門医のいる内科を利用してみよう。
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