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賃貸生活は面白い。人の家に契約して住むわけだからこれほどドラマチックなものはない。
僕が東京に越して来たのが1984年。それから2005年春現在までに、ほぼ15回の引越しを経験した。(その間NYでのイレギュラー3回を含むが)別にとりたてての理由は無く、2年くらい過ぎるとついつい、お尻に火がついたように、引っ越し人生を繰り返してきた。
まあ、借りて住んでいると、いろんなことがある。借りる側としては出来るだけ家賃が安く、礼金はかからないようにと思うのだが、最近はちょっと僕の借りるときの意識が変わってきた。
自分が関わるほんの短い時間を、その部屋と過ごすということの意味を考えるようになったからだ。

楽しく家と過ごそう、と思う。これは綺麗事ではなく、そのためには、家のいい部分だけじゃなくて壊れやすい部分も含めて好きになれる家を自分が選ぶ。
大家との間のお互いの細かい取り決めをしっかりやる。約束を守る。そのお互いの摺り寄せの意識の差で、賃貸生活はぐっとレベルアップすると思う。そしてトラブルの数は逆に、ぐっと減るのではないだろうか。
いざ借りたら遠慮せずに「家と自分が対等の関係」だと思ってキャッチボールしながら住む。意外な発見の楽しさが賃貸の醍醐味だと思う。

今の僕の家は、超都心で古くて洗面所がちょっぴり臭いけれど、その分リーゾナブルなレント(賃貸料金)、レイアウトが渋く、和洋折衷の雰囲気がほのかに漂う部屋だ。
問題は日々起こる。古いからセントラルヒーティングの位置ひとつとってもわからない。不動産屋さんを間にはさんで、率直に質問や時には苦情も申し入れる。今のところ良好な住み具合。部屋とのキャッチボールもいいかんじ。
「この人に住んでもらってほんとによかった」そう家に思ってもらえるような住み方をしたいな。それが僕の「賃貸道」。
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