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6月号「その1」にて発足した(というか、相変らず隊員は私ひとりだけど)“ポートランドあっちこっち探検隊”、今回もポートランド的くつろぎ生活の源泉を求めて探索を続けていきたいと思います。。 さて、日本では“LOHAS(*1)”という言葉が流行っていると聞く。アメリカの学者が考えた言葉だそうだけれど、なぜかご当地アメリカでは誰も知らないみたい!? でも、ここポートランドでは少なくとも、それとよく似た、しかもさらに一歩進めたライフスタイルが広まっている。それは、「Local, Sustainable and Ecological」……略して“LOSECO”! 。 なーんちゃって、これは私の造語でござる。でも、この3つのコンセプトがポートランドっ子の暮らしに大きな影響を与えているのは事実。それがどんなふうに表れているかというと……。 前回ご紹介したサウスイースト地区に、私の大好きな場所がある。それは「ピープルズ・コープ(*2)」。コープとは、いわゆる“生協”のこと。でもこの「ピープルズ」はただの食品スーパーじゃない。ポートランド的“LOSECO”生活(と、さっそく使ってみる)をサラリと実現してみせる指標のような存在なのだ。 「ピープルズ」の広場や店内、そしてサウスイースト地区のあちこちには、土をこねたような素朴な風合いのベンチや小屋がある。これは“コブ(*3)”という、土と砂、藁を混ぜた建築材料で作ったもの。木も金属も使わない、環境に優しいという意味では最高の素材だ。しかも“コブ”で作った家の中は、冬は暖かく夏は涼しいという。 「ピープルズ」の店内にも“LOSECO”的工夫はいっぱい。私のお気に入りは、量り売り部門。木の実やドライフルーツ、小麦粉やトウモロコシ粉などいろいろな種類の粉、穀物や豆、スパイス、油、はちみつやメープルシロップ……などなど、すべて「欲しいものを、欲しいだけ」買えるのだ。そのほとんどはオーガニックだし、品質も最高。「クルミを半カップと、ジャスミンライスを1カップ」とか「シナモンスティックを3本」なんて買い方だってできる。 こうした量り売りシステムは他の店にもあって、備えつけのビニール袋やプラスチック容器に自分で商品を入れて、商品コードを書いてレジに持って行けばいい。もっとも店の備えつけのものを使い続けていると、要らないビニール袋やプラスチック容器が増える一方なので、私は米なら米用、粉なら粉用の広口瓶に家に帰ってから移し替え、ビニール袋やプラスチック容器はきれいに洗って乾かしてまた買いものにいくときに使うようにしている。 そして、ローカルという点でも「ピープルズ」は優等生。野菜や果物はなるべくオレゴン州かお隣のワシントン州、あるいはカリフォルニア州のものを揃えているし、ジャムや豆腐、味噌(*6)、パンなどもみな地元業者の製品。おまけに毎週水曜日には店の前の広場でファーマーズマーケットが開かれ、まさに農家直送の野菜が買える。(次ページへ)
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text & photos / Watanabe Yo design / Takeue Tomoko |

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