更新日:2009年4月16日 RSS

セックスライター・タビサの宝石箱



cafeglobeの専売特許コンテンツ、オンナのためのセクシュアリティを考える連載が戻ってきました! しかも今回は強力な著者をイギリスからお迎えしての開催。日本に暮らしたこともあるタビサの愛のあるエッセイ、どうぞお楽しみください!
タビサの英語原文が見られます。文字の色が変わっている表現をクリックしてみて!

文=タビサ・フライト


どうしたらいい?
大好きな彼とセックスの不一致

  デビーはバリーとつき合いはじめて6ヶ月になる。バリーは完璧なボーイフレンドだ。優しくて、頭が良くて、おまけに冗談もうまい。唯一の欠点は、エッチがイマイチなこと。「どうも盛り上がれなくて……。思いきって別れるべき? それともそこはガマンしたほうがいいのかな?」と、デビーは迷う。

   大好きな彼とのセックスの不一致。みなさんのなかにも、そんな悩みを抱えている人がいるのでは? 性欲の強さが極端に違うとか、互いにセックスに求めるものがかけ離れているとかで、どうしても合わないことってあるのよね。いまの相手といるかぎり、永遠に満たされないということだってありえる……そんなの悲しすぎる! でも、あきらめるのはまだ早い。もしかしたら、セックス面でのコミュニケーションが不足しているだけなのかもしれないわよね。だとすれば、うまくいく可能性は絶対にある。とはいえ、すごくデリケートな問題なので地雷を踏まないように気をつけて!


官能ポイントを勘違いしないように、情報交換

  だれだって、下手だと言われるのはイヤにきまってる。本気で事態を改善したければ、相手の気持ちを尊重しないとね。ベッドで話を切り出すよりは、全然別のタイミングを選んだほうがいいかもしれない。ふたりでのんびりおしゃべりしてるときにそれとなく持ちかけるとかね。まずは、彼とのセックスで気に入っているポイントをあげるところからはじめる。次に、彼が気持ちいいと感じているポイントを聞き出して、さらによくするにはどうすればいいと思うかを聞いてみる。彼が言葉に詰まるようだったら、こちらから要望をそれとなく織り交ぜながら、提案をしてみてもいいかも。「いつも首筋にキスしてくれるでしょ? あんなふうにされると、すっごく興奮するの。あんなふうにおっぱいにキスしてくれたら、ますます感じちゃいそう」とか、「あなたが、私の口に長いこと舌を入れてると、たしかにエッチな気分が盛り上がるんだけど、でも、ちょっと息苦しいというか……。他にもいろいろ試してみない?」とか、いろいろ言い方を考える。

  そんな会話は気まずいってば! という人はやはり、ベッドに入るまで待ったほうがいいかも。そうすれば、言葉に頼らずとも自分の思っていることを伝えられるはず。たとえば、彼がガブッと噛みついてきたとする。気に入らなければジッとして静かにやり過ごすべし。そのかわり、ツボにはまる行為をし始めたときには、思いっきり反応! フーっと吐息を漏らしたり、悩ましげな喘ぎ声をあげたり、うなったり!? して、できる限り分かりやすく「気持ちいい」と伝えるの。こうしておけば、彼も少しずつあなたの好みを学習してくれるはず。感じたままをハッキリ態度に示せば、彼にとっても混乱がなくて親切というもの。

   ときには、参考資料も役に立つ。映画のワンシーンやエピソードがきっかけとなって、セックスを楽しむためのアイディアが出てくるかもしれない。要は、歩み寄ろうという気持ちが解決のカギとなるのよね。


ふたりで築くエロスの世界―その過程も楽しんで

  スーにも、ちょっと言いにくい趣味がある。「いままでつき合ってきた男たちはみんな、セックスするときにヒワイな言葉を吐くタイプで……私もそうされると燃えるのよ。ナイルズにもそうしてくれるように頼んだら、恥ずかしいし気が引けるって断られちゃった。でも、ある人がいい方法を教えてくれたの」。

  「ふたりは裸で並んで横たわりつつも、絶対に相手に触っちゃいけないっていうルールがあるの。そして言葉だけでエッチをする。まずは、私が彼にどんなことをしてほしいのか、できるだけ詳細に伝えた。これが、なかなか楽しくって! ひとしきりしゃべったら、彼の番。もう前みたいに羞恥心に邪魔されず、スラスラ言葉が出てきたのよね。求めあう気持ちは最高潮に達し、とうとうルールを破って触れ合ったときはゾクゾクするほどの興奮を味わえたわ」。

  お互いの性生活になくてはならないコト(たとえばオーラル・セックスとか)に相手が絶対的な抵抗を感じている場合、欲求不満は残ってしまうかも。でも、我を忘れるような最高のセックスに至れない理由が、単なる羞恥心や経験不足、相手のツボに対する情報不足だったりする場合は、まだまだ希望が持てる。コミュニケーションをとりながら試行錯誤してみて。デビーとバリーも、ようやく新境地が開けてきたみたいで、今までの分を取り返す勢いで、セックスに明け暮れているという話。そして、服を着て出かけるときは、婚約指輪を探しているんですって!



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春、新生活スタート! 基本のキ、ローターにトライ



女性のためのエロティック・フィクション作家。20代のとき日本に3年ほど暮らした経験あり。30代半ばのシングルマザーでもある。タビサが描く女性たちは、いつもセックスに対してポジティブで、冒険心旺盛。エロ小説としての読み応え(!)もさることながら、読むと元気になれるのでcafeglobeとしても大オススメ!

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text / Tabitha Flyte
translation / Nozawa Tomoyo
illustration / Tsuneda Tomoko
design / Anada Masayo (Cafeglobe)