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更新日:2006年8月7日 RSS

セックスライター・タビサの宝石箱



Cafeglobeの専売特許コンテンツ、オンナのためのセクシュアリティを考える連載が戻ってきました! しかも今回は強力な著者をイギリスからお迎えしての開催。日本に暮らしたこともあるタビサの愛のあるエッセイ、どうぞお楽しみください!
タビサの英語原文が見られます。文字の色が変わっている表現をクリックしてみて!

文=タビサ・フライト


ドムドム、コンドーム♪

 よっぽど信頼のおけるパートナーとでもない限り、セックスするとき、コンドームを使うのが常識なのは、もうみんな知っているわよね。なぜ使わなきゃいけないかだって、もちろん知ってるよね? コンドームを使うことで、性感染症(STD)やHIVウイルス、望まない妊娠の危険性がぐーっと減るってことを。

 つけないなんて本当にバカげた行為……ならなんでつけないでしちゃう人がこんなにいるの? よくある声について考えてみましょう。

「雰囲気に飲まれて、止められなくて……」

 たしかに、映画や小説の主人公たちがコンドームをつけているシーンって、まずない。ナイトクラブから絡まりあいながら出てきて、建物の裏手の壁にもたれて挿入。あるいはソファの上で抱き合っているうちに、「彼女も気づかないうちに彼自身は彼女の中へ……」。(英語原文1を見る>)

 こんな調子だから、情熱がほとばしる、欲に身を任せるセックスにみんなが憧れるのは無理もないかも。そんな「理想的な」セックスにとって、コンドームは邪魔者、ロマンティックな流れを断ち切ってしまうものに思えるよね。

 でも、HIVや望まない妊娠ほど、真のロマンスを壊すことってないんじゃない? たった5分かそこら「小説みたいに」するために、命を賭けるのはねぇ。

 じつは私も人のことは言えないんだけどね。コンドームなしでヤッちゃったのは、一晩中シラー(編集部注:オーストラリア赤ワインの代表的なブドウ)を飲んでいたとき。お酒はセクシーに気分をリラックスさせるには有効。でも飲み過ぎは判断力を鈍らせる。誰かの腕を借りないとまっすぐ立てないようなら、セックスするにも酔いすぎってこと。そんな女友だちがいたら、絶対置いて帰っちゃダメよ。レイプされちゃう前にタクシーに乗せてあげて!

「流れを止めたら気が変わりそうで……」

 彼がコンドームをとり出してつけているあの中途半端な時間。じつはこれ、いいチャンス。ちょっとでも迷っているなら、このときが「やっぱりやめておかない?」と切り出す最後のタイミングなのだから。「気が変わる」って犯罪でも何でもないのよ。コンドームをつけている間にどちらかの気が変わるようなら、そもそもすべきではないってこと。

 私も一度絶対デートなんかするべきじゃない相手とぎりぎりまで行ったことがあるの。彼がコンドームを探しにバスルームに消えた間に頭を冷やすことができて、さっさと服を着て家に帰ることができた。翌朝、本当にあそこで帰ってきてよかったと思ったもの。あの一瞬のコンドーム・ハントが決定づけたってわけ。

「彼がいつもコンドームを持ってるとは限らないし」

 もしもーし?? コンドームを用意するのは男だけの責任じゃないよ。私たち女も持っているべき。「今日はまずセックスなんてしないよね」と思っている日だって、1つはバッグに忍ばせておくべき。そんなかさばるものじゃないんだしね! ちなみにイギリスでは、女性トイレにもコンドームの自販機はあるのよ。

 コンドームを持ち歩いている女なんて興ざめって思われるかもって? そんな男ならこっちから願い下げにしなくちゃ。相手はおろか自分のセクシャル・ヘルスさえ大切にできないような人なんて、お子様すぎね。自宅のベッドルームに常備しておくべきなのは言わずもがな、最近では携帯メールで注文するとコンドームをバイク便してくれるというサービスも始まったとか。

 それでも明け方3時とかに、「どうしてもコンドームが手に入らない! どこにもない」って事態がありえないわけじゃない。そんなときはお互いの手と舌を使って、気持ちイイところを探りあうっていうのも悪くないんじゃない? ここでうんとじらしておけば次回の挿入がますますよくなること間違いなし!(編集部注:STDの一部は性器と口の接触で感染することもあるのでご注意を)

「彼がつけるのを嫌がるの……」

 簡単よ。「私はコンドームをつけないセックスは嫌い」と言うか「コンドームなしで妊娠や病気の心配しながらするセックスなんて全然気持ちよくない」と彼に言うこと。それに、そんなことを抜かす男は、当然他の女の子にもそう言ってさせてもらってるってことを覚悟しておいた方がいいってこと。それって、最悪でしょ。性病の伝書鳩。

 昔、コンドームをつけるとどうしてもフニャフニャになってしまう彼がいて、仕方なく「外出し」でやってみたことはあったけど、集中できなくてちっとも気持ちよくなかったわ。いずれにせよ、「つけられない」または「つけたくない」って男には、「自主練しといてね、ではサヨウナラ」とにこやかに一言、颯爽と上着に手を伸ばしましょう。

「いつ彼に切り出せばいいのか……」

 恥ずかしいっていう気持ちはわかるけど、いちばん情けない理由よね。自分の体を守ることを恥ずかしく思うことなんてぜんぜんないんだから。たしかに切り出すタイミングを見計らうのは難しいかもしれないけれど、「早く言い過ぎて彼にびっくりされる方が、遅すぎて病気になるよりマシ!」と思ってがんばりましょう。

 オススメタイミングは、彼の手がウエストより下に降りてきたとき。 そっと「ねぇアレ持ってる?」と聞くの。もし彼が持っていなかったら「あら、偶然(!?)バッグに1つ入ってるわ……私と使いたい?」。こんな風に聞かれて抵抗できる男がいるかしら?(英語原文2を見る>)

 私の経験では、避妊に関してしっかり考えている女の子の方に男は魅力を感じる傾向があると思う。少なくともマトモな男ならね。そのせいで幻滅したなんて、私は言われたことないもの。

「コンドームってグロテスクだしゴム臭いし」

 たしかにコンドームはゴム臭くて、見かけも悪いわよ。でもはっきり言ってペニスだって臭いじゃない! セックスすれば誰だって体液まみれで臭くもなるし、決してきれいなものばかりじゃない。でもそれを楽しもうよ!(英語原文3を見る>)

 この20年ほどでコンドームも進化して、星の数ほどのバラエティが出てきてるしね。「超安全」「鉄みたいにコチコチ」「羽毛の感触」……イボイボやらヌルヌルやらカラフル&フルーツ味とか。

 さぁ、こんなのをつけてくれる男たちを探しに行きたくなってきたでしょ?


Gスポット攻めが大好きな人、まだGスポットを見つけてない人、どっちにもオススメのジェル♪



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女性のためのエロティック・フィクション作家。20代のとき日本に3年ほど暮らした経験あり。30代半ばのシングルマザーでもある。タビサが描く女性たちは、いつもセックスに対してポジティブで、冒険心旺盛。エロ小説としての読み応え(!)もさることながら、読むと元気になれるのでCafeglobeとしても大オススメ!

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text / Tabitha Flyte
translation / Hoshino Mao
illustration / Tsuneda Tomoko
design / Anada Masayo (Cafeglobe)