「本当の幸せをみつけたいなら、まず形から」──イギリスの作家フェイ・ウェルドン(※1)は最近こう書いている。
彼女の著作『何が女を喜ばせるのか(What Makes Women Happy?)』からさらに抜き出してみる。「女性の80%は、たまにしか──あるいはまったく──オーガズムに達することがない。これは受け入れるしかない事実」。ウェルドンの主張はこうだ。「あなたがハッピーで優しい気持ちの持ち主ならば、達したふりをするべき。そしてベッドを抜け出してシャンパンを注ぎ、“あなたってスゴイのね”と彼に言ってあげよう。それはパートナーに対する配慮でもある。さもないと彼らは不安になり、なおさらうまくできなくなる。彼のためにも、あなた自身のためにも、イッたふりをしなさい」。
これについてどう思うか、私は友だちに意見を聞いてみることにした。
| 事情はそれぞれだけど、みんなけっこう切実 |
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| ふたりが気持ちよくならないと! |
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ジリーは早く済むように演技するって言ってる。でもそのままじゃ、いつまでたっても本当に満足できるセックスは望めないわね。彼女のパートナーのデイヴはふたりのセックス・ライフは順調だと思い込んでいるから、なおさらよ。今のままではダメだと気づかせないと、事態は良くなるはずもない。自分のやり方が間違ってないと思ってる限り、彼は新しい方法を試してみる気になるかしら? 本当は違うアプローチが必要だとわかってくれるかしら?
リアンヌは語る。「私が喜んでるふりをしてたから、彼は自分が最高のテクニシャンだと思い込んでたの。別れてから初めてヘタクソだって教えてやったけど、信じたとは思えないわね。アホみたいに自信満々にさせちゃって、今では後悔してる。大したことないくせに、ヤツはこれからも自分のことを、女が泣いて喜ぶセックスの神様だと信じたままなんだわ。当時は好かれたい一心で演技してたけど、ばかばかしいから二度とやらない」
一方、スージーはフェイ・ウェルドンのアドバイスにひたすら憤慨する。「何事もガマンしろってこと? 女性は仕事を頑張らなくていい、男の世話をしてればいいんだからってわけね。セックスのときは自分のことは二の次でも男を満足させるべきですって!? 冗談じゃないわ。ふたりが気持ちよくならないと意味ないのに」。(英語原文3を見る>)
スージーの主張は男性の意見にも裏付けられている。リー曰く「女の人の反応の仕方はそれぞれ違ってるよ。でも、どう考えても大袈裟すぎるだろうってコと寝たことがある。ウソだってことが見え見えさ。彼女にそこまでしなきゃいけないと思わせてるのかと、なんだか申し訳なくなったよ」。マークは言う「昔つきあってた女の子とのセックスは、すごくよかったんだけど、僕はなかなかオーガズムには達しなかった。もちろん、イッたふりをしようかなと考えたけど、結局やめた。男のほうがバレやすいってこともあるんだけど(コンドームをつけてれば、少しはごまかせるかな)、どうも誠実じゃない気がしてね」。
彼が演技してるってわかったら、あなたはどう思う? 私は、フェイ・ウェルドンがすすめる行動は、相手を子ども扱いするのと同じだと思う。彼らは立派な大人の男。私たちを理解し、話を聞いてくれて、お互いにいたわりあえる対等な関係を結ぶことができるはずよね。演技でごまかせば、男を必要以上に甘やかすことになる。愛情表現は正直なのが一番! 女はイクときもあればそうでない場合もある。大した問題じゃないわ。
私といまのカレとの関係で最高なのは、お互いにオープンでいられることかな──ベッドの中でも外でもね。正直に話し合っては、しょっちゅう笑ってる。カレが3回のうち2回“ごめん、イケなかった?”って言うはめになっても、ウソよりはずっといいわ。そう、いいっ、イイわー! |
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