彼女に踏みにじられるために、男たちは代金を払う。女王様が顧客と寝ることは絶対にない。ただひたすら彼らを辱めるのだ。男どもを縛り上げ、言葉責めにし、靴を舐めさせ、オムツをはかせる。(英語原文1を見る>)
私は彼女に聞いてみた。
「その人たち、どうしてそんなことをされたいと思うの?」
「普段、強い立場にいる人ほど、ベッドでは受け身になりたがる傾向があるのよ。責任を投げ出したいのね。私のお客さんの中にも、高い地位についている人がいるわ。彼らは束の間、誰かにすべてを委ねたいの。自分がちっぽけで、無力な存在であることを感じたいのよ」
「じゃ、たとえば私の彼が……たまにでいいから自分をイジメてほしい、と言いだしたら、どうしたらいいのかしら?」
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現役の女王様が授ける“S”のイロハ
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ミストレスXは喜んでやり方を教えてくれた。
「あくまでも攻めの態勢で、少〜しずつ、じわじわとなぶりものにすること。身に着ける物も重要よ。レザーの衣装なんか素敵。それに、ピンヒールは欠かすことのできないアイテムね。焦って先を急がないこと。主導権を握るのは、あなたなんだからどっしり構えてないとね。彼がどんなに悪い子だったか、ダメな子だったかを、きつく言い立てて。そうねぇ、あなたの逆鱗に触れるような、失敗をしでかしたというストーリーを膨らませていくのもいいわ。何もかも、お見通しだってことをわからせてやるのよ。厳しくお仕置きをしてあげて!」
お仕置きって、具体的にはどうすればいいのかしら。
「お尻をおもいっきり、ひっぱたくの。彼がいいって言うなら、ムチを手に入れて本格的なプレイを楽しんでもいいし、でなければ裏面が平らになっているヘアブラシでも代用できるわよ。重要なのは、体罰の最中も罵倒するのをやめないこと」
う〜ん、なんとかやれそうだけど。他にはどんなことを?
「床に転がして踏みつけにしたり、恫喝するの。相手にはあなたを見上げることしかできなくて、絶対に手を触れられないような体勢をとらせる。そして、縛り上げる――ネクタイを使ってもいいけど、手錠のほうが見栄えがいいわね。目隠しをして、猿ぐつわをかませて、つねり上げて、噛み付いて! ロウを垂らしたり……もっと過激にしたければ、彼の上にまたがってオシッコやウンチをかけるのもいいわ」(英語原文2を見る>)
それは、ちょっとムリです!
「まあ、いいわ。それなら、彼を身動きできないようにギュウギュウ縛り上げて、放ったらかしにするのはどう? 放置プレイよ。“汚らわしいクズ男はしばらく転がってなさい!”と罵声を浴びせてね」
そこまで高圧的になるのは気が引けるなー。残酷なことって性に合わないし。
「あら、下位からの支配って概念をご存知ないのかしら?」
ありません……。
「完全な受け身なようでいて、実はプレイの行方を決めるのは従属者の方なのよ。どこまで辱めや、苦痛に耐えるのかは、彼らが決めることだから。第一、彼らは責められることに悦びを感じているの。あなたに足蹴にされたいのよ!」
| これさえ抑えておけば、今夜にでも! |
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ミストレスXが3人の子どもたちを学校に迎えにいかなければならない時間が迫っていた。別れる前に、初心者の女王様が心得ておくべき3つのルールを教えてもらった。
A. 始める前に、合図を決めておく
責められる相手が、耐えられなくなった時に発する言葉などよ。単に「やめて」でもいいけれど、この種のプレイで「やめて!」と言う場合は、たいがい逆の意味なので紛らわしい。何か他の言葉、例えば「サウナ」「校長先生」「パンツ」など、任意の言葉を決めておいて、それを合図に手を緩めることにするの。相手が猿ぐつわをかんでいる場合は、指の動きなど、特定の身振りで合図させること。
B. 躊躇せずに、役になりきって
自信を持って、どんどん冒険して。私が“ミストレスX”という名前を使うのも、特別な衣装を身に着けるのにも、理由があるの。なにも普段から膝が隠れるロングブーツを履いて、レザーのコルセットをしているわけじゃないんだから。日常生活を送る私とは違う、別の人格になりきるための仕掛けなのよ。 (英語原文3を見る>)非情な支配者に徹するの。セクシーで自信に満ちあふれた女になったつもりで行動して――きっとうまくいくわ。新しい名前を考えたり、衣装やヘアメイクを変えれば、いろいろな楽しみ方ができると思う。
C. 楽しんで! 初めてのことだからって、身構えることはないの。学校のテストじゃないんだから、エンジョイできればいいのよ。今夜にでも試してみて。そう、ときには凶悪な女に変身!
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