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季節は夏。私と彼は海辺のカフェのテラスでくつろいでいる。ビーチサイドの賑わいをぼんやり見つめ、ふと彼の方へ視線を移すと、熱心に女の子たち……というよりも、オッパイが行き交うのを眺めている。は〜〜、男ってどうしてこんなにオッパイが好きなのよ? 彼に聞くと、理由なんてなく、ただ無条件に惹きつけられるのだそう。もしかすると英国人男性は世界一のオッパイ好きかもしれない。だって、この国でいちばん読まれている新聞は、毎日欠かさずオッパイを掲載するのがウリなんだから! 野郎どもときたら朝食の席や通勤電車の中でその日の「ページ・スリー・ガール(*注1)」を念入りにチェックする。じつに嘆かわしいことだけれど、コーナー廃止を求めて抗議していたフェミニストたちですら、とっくの昔に匙を投げてしまっているの。戦うのが空しくなるほど、否定し難い欲求ってことなのか……。 とはいえ、こだわりもほどほどにしてもらわないと。最近の統計によると、ますます多くの女性が自分のオッパイに不満を抱いているという。そして自分に自信を持ちたい、男に気に入られたいという一心で、豊胸手術を受ける女性も増えている。だけど、そんな理由でからだにメスを入れるのはどうかと思うわね。オッパイは、生活に彩りを添えることはあったとしても、生きる目的そのものではないのだから。 実際周りの男たちに聞いてみると、巨乳支持者はさほど多くない。「小さくて、締まりのあるのが好み。手にすっぽり納まる感じがいいし、威圧感がなくてかわいいと思う」というサイモン。ロバートいわく「大きいのはもちろん好きだけど、サイズはあまり大事じゃない。自分のからだに自信を持ってることがいちばん!」。 でも自信を持つって、そんなに簡単じゃない。10回くらい褒められて、ようやく「自分も捨てたもんじゃない」と思えても、ネガティブなコメントひとつで卑屈な気持ちに逆戻り。「どうせ、私なんか……」と落ち込む前にパートナーとオープンに話し合ってみれば? だいたい、彼好みのモデルやセレブと張り合おうというのはアホらしいわよ。私たちだって肩幅のがっしりとした逞しい男に憧れつつも、実際に好きになってつきあうのはひょろっとしたエンドウ豆君だったりするじゃない。見かけが少々貧相でも、愛しい気持ちは変わらないわよね。(英語原文1を見る>) |
シャーリーのボーイフレンドは彼女の胸を避けていたらしい。「私のオッパイが気に入らないのかと思ってた。だって、エッチするときのパターンはいつも同じ。まずキスをして、申し訳程度にオッパイを軽く揉んで、さあ本番……ほぼ1年くらいずっとこの調子なのよ。釈然としないから思いきって尋ねてみたの。そしたら“どう扱っていいのかわからないんだ”って言うのよ!」。 驚いちゃいけない。こういう男ってけっこう多いのだ。彼らはいざオッパイを目の前にすると、何をどうしたらいいのか判断がつかずにうろたえてしまう。みんなも一度ぐらいは、乳首をボタンみたいにやたらとつまみたがる男に遭遇したことがあるのでは? あるいは、スッゴイ勢いで吸いつくのが感じると勘違いしてるヤツとか……。(英語原文2を見る>)そんなとき、黙って耐えるのはもうやめよう。言葉で逐一説明するのが恥ずかしかったら、彼の手を取って、あなたが気持ちいいと感じる触り方を一緒にやってみたらいいのよ。お風呂で泡だらけになりながらマッサージしてもらうっていう方法も、要領を掴みやすくていいかも。あなたがリードしてあげて、ふたりでいろいろ実験してみるの。なかなか楽しそうでしょ? 気持ちいいと感じたら、そのことをはっきり伝えるのがベストよ。彼に乳首を舐められるのが好きなミランダはこう語っている。「そのたびに、彼の頭をギュッと抱いて髪の毛をクシャクシャっとしてたの。そうやって悦びを表現していたつもりだったんだけど……実際に言葉にしてみたら、とても嬉しそうだった。以来、しつこいぐらい念入りにやってくれるようになったもん」。
ある日、グレアムが妻から届いた携帯メールを開くと、そこにはトップレスになった彼女の写真が添付されていた。「本文を読むと、僕にしてほしいことがいっぱい書いてあるんだ。舐めて、揉んで、噛んで、鷲掴みにして……ってさ。具体的に描写してあるほどグッときてね。当然その日は定時で帰ったよ!」。一方、マークは「彼女が僕にまたがってオッパイを顔に押しつけてくるのがたまらなく好き」だと言う。そしてリチャードは、「女の子に抱き寄せられて、谷間に顔を埋めているときが至福」なのだそう。退行現象なのか、本能と言うべきか、やはりオッパイに関しては大胆で積極的なアプローチが人気だわね。 もちろん女には女の都合がある。「毎月必ず、胸が張る時期があるの。触られると痛くてしょうがないからそのときはオッパイはおあずけ。その分、解禁される喜びがあるから、いいのよ」と、クレアは言う。レベッカは授乳期間中、「赤ちゃん専用」ってことで、夫がオッパイに口をつけるのは禁止していたらしい。 彼がオッパイ好きでも、大目に見てあげて。薄着の季節になれば、彼の視線があっちこちさまようこともあるでしょう。でも、それは条件反射だからほっとけばいい。自分に自信をなくすことは全然ないのよ。私のパートナーいわく、大概の男は「オッパイと同室できるだけで、ウハウハです」とのこと。(英語原文3を見る>)「巨乳、小さく引き締まった美乳、おわん型、洋梨型、すべて大歓迎! 10代の頃はひたすら妄想を膨らませるだけだったからね。今でも当時の気持ちは忘れてない。本物を触れるだけで嬉しいよ」ですって! |
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| 注1 ページ・スリー・ガール Page Three Girl 英国のタブロイド紙『ザ・サン』の3ページ目に掲載されている人気コーナー。当初着衣で紹介されていた美女たちが、1970年からはトップレスに。その結果、同紙はなんと売上を40%も伸ばし英国で発行部数No.1の新聞となる。性差別的だとの批判をかわすため、一時期「Page Seven Fellas」と名づけてセクシーな男性モデルの写真を載せていたが、こちらは支持を得られなかった。 |
女性のためのエロティック・フィクション作家。20代のとき日本に3年ほど暮らした経験あり。30代半ばのシングルマザーでもある。タビサが描く女性たちは、いつもセックスに対してポジティブで、冒険心旺盛。エロ小説としての読み応え(!)もさることながら、読むと元気になれるのでcafeglobeとしても大オススメ! ●タビサの本をamazon.co.jpでチェック!> |
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/ Tabitha Flyte translation / Nozawa Tomoyo illustration / Tsuneda Tomoko design / Anada Masayo (Cafeglobe) |

走り始めてからの心とカラダの変化は? 続けるためのヒントは? 忙しいキャリア女性にぴったりの美容&健康管理方法として、cafeglobeがすすめるのは……。
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一服のもてなし 其の2 |