
私は「プレゼントを探す」という目的で出かけることは、まずないんです。1日中探し歩いてベストな贈り物に出合えることはそう多くないし、パッと決めたものよりやっぱり使ってみてよかったものを贈りたいから。ギフトの最初の一歩は「常にアンテナを張っておくこと」ですね。そうして「素敵だな、あの人に似合いそうだな」と思ったものは特にお祝いごとがなくても購入しておきます。我が家には贈られる日を待っている贈り物がいつも複数ありますよ。素敵なアイテムに出合ったとき、それを贈られて喜ぶ誰か顔が浮かぶような、心の豊かな女性でいたいですよね。ベストな贈り物に出合うまでの時間も一緒にプレゼントするような気持ちが大切だと思います。

「自分で買うにはちょっと高め」ぐらいが目安でしょうか。それでいて負担にならない(恐縮させない)価格で収める配慮も知的ギフトの条件です。 プライベートの顔を知るあなただからこそ選べる、毎日の生活に必要で、束の間のリラックスタイムを格上げできるようなアイテムを選びましょう。たとえば仲の良い同僚に「少し休んだら?」「体に気をつけて!」と相手の状況を気遣ったメッセージこめて贈れば、仕事のできる女性としての評価までアップするはず。細やかな心配りを大切にしましょう。
素敵な物に出合ったら、やみくもに手に入れるのではなく色違いで揃えたいほど好きか想像してみましょう。そのヒントはサイズとトータルのバランスです。私はバッグ、指輪、靴、スカートは特に色違いものが多いです。そうすることでだんだんと自分の好みや次に手にすべきものが見えてきて“私らしさ”が作り上げられていきます。少し背伸びするぐらいのものもいいですね。「これが似合う私になろう」という意識が女性を気高くします。でもそれが“みんなの定番”である必要はありません。好奇心を忘れず、新しいものにも目を向けてみて。
家族やパートナーには、いつもお互いの存在を心に留めておけるものを贈りたいもの。キーワードは「統一感」と「共有感」。少々高価でも、日常で使うアイテムは長く使ってもらえるのでおすすめです。パートナーとは色違い、型違いなどさりげない統一感を演出しましょう。「物を捨てられない」という人が多い父母世代には、日用品をグレードアップして贈るのも一案です。生活を豊かにする心遣いが詰まった贈り物こそ、大人同士の知的でスタイリッシュな関係にふさわしいのではないでしょうか。

photos / Kinoshita Yumiko
design / Hotoda Tomohisa
text / cafeglobe