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更新日:2001年2月7日 RSS

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いよいよ決着?
経済界の大物、オラクル会長と
地元・サンノゼの民事訴訟

2001年2月7日
サンフランシスコ(USA)


斎藤 彩千子/ライター

 シリコンバレーの問題児、オラクル・ソフトウェア会長兼CEOのラリー・エリソンは、3月31日が待ちきれない。サンノゼ市との2年に渡る長い戦いにようやく幕が下りるかもしれないのだ。

 エリソンは、ビル・ゲイツと全米1〜2位を争う大富豪。経済誌『フォーブス』によると、彼の総資産はなんと400億ドル(約4兆6340億円)にものぼるという。お金がある上にやる事が派手で、彼の行動はビジネスマンの会話の格好のネタになっている。

 そのエリソン、遠出は愛車ではなく、3800万ドル(約44億円)する愛機の「ゴルフストリーム5」というジェット機。忙しいビジネスマンのエリソンは、昼夜を問わずサンノゼ空港をこのジェット機で出入りしている。

 このサンノゼ空港は一般の旅客機も使用する空港で、周りは住宅地に囲まれている。そのため、住民に配慮して23時30分から6時30分の間は、7万5000ポンド(約3万4000キロ)以上の飛行機の離発着を規制している。ゴルフストリーム5はサンノゼからニュージーランドまで直接飛べる飛行機で、満タン時には9万5000ポンドあるらしく、門限規制の対象になる。ところがエリソンは、そんなことはお構いなし。そこでサンノゼ市は、少なくとも12回は門限を破っているということで、エリソンに対して警告を発した。

 これに対して、エリソンは自分の飛行機が最新のもので、ちょっと古い旅客機より静かだと反論、裁判を起こした。周囲の住民の不満はわかるが、騒音に飛行機の重さは関係ないという理論だ。

 サンノゼ市はエリソンに対して門限厳守を求めるか、例外としてエリソンの夜間飛行を認めるか、判断を迫られた。特別にエリソンの夜間飛行を認めた場合、ほかの旅客機に門限を強制することも難しくなり、地元住民の不満は高まると思われる。長引く訴訟にしびれを切らした裁判所側は、サンノゼ市に遅くても3月31日に方針を決めるよう求めた。せいぜい車を持つ程度で、とても飛行機など所有できない地元住民は、エリソンに対して非同情的なのは言うまでもない。裁判の行方と彼の反応を見守りたい。

●「名うてのプレイボーイ」「不良億万長者」と言われるエリソン氏は、ちょっと憎めないキャラクター? 詳しくはアメリカでベストセラーになった彼の伝記的ノンフィクション『カリスマ』(ソフトバンク刊、原題:『神とラリー・エリソンの違い』)をどうぞ。
http://www.oracle.co.jp/

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text / Saito Sachiko