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更新日:2001年3月9日 RSS

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ヌード写真からニシキヘビまで!!
タクシー内の忘れ物の珍品あれこれ

2001年3月9日
シンガポール(シンガポール)


鈴木 康子/マンゴスティン倶楽部主宰

 最近、シンガポールではタクシー内での遺失物件数が急増している。タクシー会社が車内から回収する忘れ物は、毎月平均600件! 年間で7200件の計算だ。日本では年間6万件だそうだが、日本の人口は1億2000万人、シンガポールは約400万人と30分の1のであることを考えれば、日本よりはるかに多い計算になる。

 主な忘れ物は、財布、キー、携帯電話、ポケベル、ノート型パソコンなど。面白いのは、普通なら気付くはずのものを忘れる人が多いこと。

 テレビを買ってタクシーに乗り込み、降りるときにそのまま忘れてしまう人、自宅でバーベキュー・パーティを開くため、スーパーで買った食材を詰めたビニール袋7〜8袋をそのまま車内に置き忘れ、パーティを開くころになって気づく人もいる。さらに、取引先を回って集金した6〜7万ドルのお金を車内に置き忘れる人までいたから驚く。

 珍しいところでは、若い男性が全身くまなく入墨を入れた自分のヌード写真を忘れて行ったり、ニシキヘビを忘れたインド人のへび使い、動物園の帰りにダイヤモンドの宝石類がぎっしり入った袋を忘れた富豪夫妻などもいるとか。

 この他にも、ドライバーが車内に忘れて行った財布に気づき、持ち主の手がかりを探そうと思ったら、ビニールに入った白色の粉末の包みを見つけ、驚いて警察に届けたというケースも。この包みは予想通り麻薬で、警察は財布を手がかりに持ち主を見つけて麻薬所持逮捕に至ったという例もある。何ともおっちょこちょいな話。

 このタクシーの遺失物件数の急増は、シンガポールの経済が豊かになって、人々に物を忘れるほどの余裕が出来たという表れなのかもしれない。近隣諸国のインドネシアやマレーシアなどでは、タクシーで忘れ物するほどの経済的余裕はないし、忘れ物したら最後、まず戻ってこないのが現状だ。

 まあ、そうは言っても、シンガポールでも必ず忘れ物が戻ってくるとはもちろん限らない。実際に、私が忘れた携帯電話も、結局出てこなかった。それどころか、携帯電話の紛失届を出すのが1日遅かったため、電話使用明細に、かけた覚えのないインドへの国際電話チャージが加算されていた! 忘れ物はしないにこしたことはない。

 ちなみに、シンガポールを訪れて忘れ物をした場合は、できるだけ早くタクシー会社に連絡するのが肝心! 主なタクシー会社の遺失物の問い合わせ先は以下の通り。

・コンフォート:65-552-2929
・シティキャブ:65-452-0220
・Tibs:65-555-8888

●2000年7月4日の関連記事/シンガポール
「お客とドライバーの抗争に終止符となるか? 新たなタクシー料金システム」

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text / Suzuki Yasuko