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ヨーロッパや中近東、アフリカをカバーするサテライトテレビ「Orbit」でもポケモンのアニメ放送が開始され、中近東の子どもたちにとってポケモンはますます身近な存在となってきている。ここドバイでも、子どもたちがポケモンのトレーディングカードゲームで遊ぶ姿が目につく。 ところが、ポケモンは、昨年辺りから世界の様々な国で問題視されるようになってきた。トルコでも昨年12月にポケモンのアニメ番組の放映中止が命じられたが、それは2人の子どもがポケモンのキャラクターをまねてバルコニーから飛び降りてけがをした事故が原因であった。 イスラム教国では、全く違う理由でポケモン禁止の動きが広がりつつある。まずサウジアラビアで「ポケモンは反イスラム教的」としてゲームやグッズの販売が一切禁止され、続いてカタールも禁止を決定。ドバイでも問題化し、ポケモンはイスラム教に反するかどうか、「イスラム法解釈委員会」により検討されることになったのである。 反イスラム教的とされるもっとも大きな理由は、トレーディングカードに、イスラム教では禁止されているギャンブルの要素があること。カードを交換しながら揃えていくという遊びだが、一部の希少なカードはプレミア価格で売買されているという。 そのほか、イスラム教が否定しているダーウィンの進化論が、ストーリーに取り入れられていることや、カードに使用されている星形マークがイスラエル支持運動団体のシオニズムを想起させるということも、問題になっている。マークについて、販売元の任天堂は宗教的意味合いはないとはっきり否定している。 委員会は検討の結果、「ポケモンは反イスラム教的。ゲームは子どもたちに悪影響を与える。しかし販売の禁止はしない」と発表した。サウジでは「禁止」で、ドバイでは「注意」止まりというのが、各々の国のイスラム教の戒律の厳しさの差を示しているようだ。 上述のサテライトテレビは、ドバイはおろかサウジでも依然受信が可能で、今も子どもたちは夢中になって番組を見ている。現代社会では、何かを絶対的に禁止するというのは困難なものである。 ・2001年4月12日/ドバイ 「アラブにもポケモンが!! ショッピングフェスティバルの目玉は子どもに人気のキャラクターショー」 ・2000年5月29日/ミラノ 「ポケモンを真似てダイビング、4歳の男の子が自宅ベランダから転落死」 |
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| text / Kitano Sayuri |
| 環境団体が会場を横取り!…… | 夜はイルミネーションもキ…… |

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