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「まさか」という驚愕が、昨日の昼過ぎから英国を覆っている。アメリカで起こった恐るべきテロ事件。5局あるテレビのチャンネルはすべて、ただちに特別番組に変更され、24時間体制で次々とアメリカの悲惨な映像を映し出している。 そんななか、ブレア首相はたまたま訪れていた組合会議の集まりで、明らかに動揺した表情をみせ、「これは文明国家に対する悪魔の仕業である。英国はアメリカになんとしても“shoulder to shoulder(ガッチリ肩を組んで協力)”する」と発言した。 発言当時は国民もショックが大きかったせいかそのまま受け止めたのであるが、半日経った昨夜には、「ちょっとあの発言はおかしいかも……」との草の根の意見が出始めた。もともと北アイルランドでのテロ、ロンドンでのIRA爆破事件などのテロを経験してきている英国人は、ブッシュ大統領が宣言した「目には目を」的な報復手段が何ももたらさないことを身にしみて理解しているからである。 今日の朝刊社説は、どの新聞もブッシュ大統領へのやんわりとした忠告で埋まっていた。たとえば『ザ・タイムス』紙の論説委員サイモン・ジェンキンス氏は「民主主義国家は武力で対抗すべきではない」「成熟とは“狂人”との共存を学ぶことから始まる」。タブロイド系は「頭を冷やせ、ブッシュ大統領。ブレアも一瞬の感情で走るな」ともっとストレート。 市井の人々の意見は、「こんなテロ行為は絶対に許せない! でもここで英国が感情的になっちゃだめ」というものが多い。この“英国”とはすなわち“ブレア首相”だと解釈するのがよかろう。 昨夜の首相官邸での緊急会議で、ロンドン上空一帯は、どの航空会社も乗り入れが禁止されることになった。昨夜からロンドンの空は異常に静かである。いつも見慣れている飛行機の姿がない。これが嵐の前の静けさなのか、最初のショックから回復しつつある静けさなのか、今のところ英国民には見分けがつかない。 (示唆にあふれる名文。最後の4段落だけでも読んでみて下さい) http://www.thetimes.co.uk/article/0,,248-2001314680,00.html ●話題沸騰中! news BBS で他のCafeglobeユーザーと意見を交換しよう。 >news BBS |
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| text / Kusunoki Nana photo / Kusunoki Nana |
| 大阪育ちのイルカが仲間入…… | アメリカは戦争を望んでい…… |

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