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10月27日の土曜日、タイムズスクエアで大規模な反戦デモが行われた。これは、A.N.S.W.E.R.(「Act Now to Stop War & End Racism」=人種差別廃止と戦争終結のために行動しよう!)という団体のもので、この日は全米各地だけでなく、ヨーロッパや東京ほかのアジア各地でも賛同するデモが行われた。 「アメリカの報復には絶対反対よ。アフガニスタンに攻撃をしかけたときから、反戦を叫ばなきゃと思った。テロをなくすことは必要だけど、報復はテロへの正しいANSWER(答え)じゃないはず」というマリア(18)。彼女のような若者もこの反戦デモに数多く参加していた。 「政府はまるで私たちのために攻撃してるように演出してるけど、この戦争は正義や犠牲者のためのものではないわ」というのは、ニューヨーカーのセーラ(38)。「『私たちのエリアは安全だ。政府が守っている』ってジュリアーニ市長はヒーロー気取りだけど、一方では公立学校や市職員の資金カット、レイオフも行っている。報復に莫大なお金をかけるより、この件をどうにかしてほしいわよ」。
「観光業は閑古鳥、旅行社に勤める人やツアーガイド、ツアーのポケットブックに至るまで、ニューヨークの雇用状況は最悪。今日はこの後フライトアテンダントの女性もスピーチするけど、航空会社のレイオフは特にひどいわね。みんな怒りに震えているわ」
平和運動家であるイスラムの女性、マリー・コフマンさんも壇上にあがった。彼女がアメリカの報復攻撃についてのスピーチを始めると、観衆も大声で賛同の声をあげた。「私たちイスラム教徒のすべてが悪であるかのように、アメリカは攻撃をしかけています。私が悪人に見えますか? 私の手は血で汚れてますか?」。 次のスピーチはフライトアテンダントのミッシェル。彼女は今回のテロで、たくさんの同僚を失った。ユナイテッド航空とアメリカン航空では数万人もの人が職を失い、賃金カットや大幅な経費削減が行われているという。フライトアテンダントの彼女もいわばテロの被害者のひとり。その彼女もこう訴えた。「アメリカ政府は、安全を守るという名目で戦争を行うべきではない」。 ちなみに、ニューヨークでは日本人も職を失っている。旅行会社を筆頭に、多くの企業が一時撤退したりかなりの人を解雇したりしている。ファッション業界も寒い風で、ライターやカメラマンで日本へ戻った人も多い。テロの前までは「ニューヨーク特集」などとデカデカと書かれたファッション雑誌が大人気で、仕事はたくさんあったのに。今こそニューヨークに注目してほしい! それがテロの被害からニューヨークを救うための援助にもなるのだから。 ●A.N.S.W.E.R.のサイトはこちら。27日、東京ほか世界中で行われたデモの画像が見られる。 http://www.internationalanswer.org/ |
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| text / Hiroe Bailey photos / Hiroe Bailey |
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