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ジャカルタ在住の唯一の日本人現役漫画家、前山まち子さん(ペンネーム 茶花ぽこ)によるマンガセミナーが3月1日に開催され、インドネシアの学生、200人が参加した。 ジャカルタに日本製アニメ『ドラえもん』が上陸してから、昨年がちょうど十周年。以来『キャンディキャンディ』、『クレヨンしんちゃん』など日本製アニメとコミックは大人気。インドネシアでコミックといえば日本漫画の翻訳本だ。
アニメ専門誌『アニモンスター』がマンガ大賞を募ったところ、全国から770作品が集まった。デッサンやコマ割りなどの基礎はまだまだだが、日本製マンガで育った若者が自分たちでマンガを描こうとする意欲が感じられた。しかしインドネシアにはマンガ雑誌がなく基礎を教えマンガ家を育てる場がない。そこでアニモンスター編集部が前山さんに「マンガの基礎」を教える連載を依頼。さらに国際交流基金日本文化センターの依頼でワークショップを行ったところ、1日だけのセミナーに定員200人以上の応募があった。 前山さんは3年前からご主人とともにインドネシアに在住。高口里純氏のアシスタントを経てデビューしたキャリア11年の現役漫画家。ジャカルタからも『スーパージャンプ』や『YOU』などの青年誌にコミックエッセイや4コマを掲載している。 「基礎の基礎のつもりが、トーンや効果についての実践的な質問があり、かなり専門的な話もしてしまいました」と、前山さんも参加した学生たちのレベルの高さに驚いていた。実際にマンガを描いている大学、高校生がメインで、既にきちんと「日本製マンガ」の絵が描けている人が多かった。
「日本では大人も漫画を読むのはなぜ?」 「ジルバブ(イスラム教徒の女性が頭にかぶる布)をつけた女の子の絵を描いて」など活発な質問やリクエストがあいつぎ、最後は1時間に及ぶサイン会となってワークショップは終了した。前山さんは「漫画の描き方を教えることはできるけれど、未来の漫画家を育てていくのは出版社の仕事。インドネシアの出版社がこれからは描き手を育てる方向にいくといいですね」と語っていた。日本製コミックの大手出版社も、今年から月刊誌を発売し、誌上漫画スクールなどを企画している。インドネシア製コミックを育てる動きは急ピッチで進んでいるようだ。 |
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| text / Shirakawa Touko photos / Shirakawa Touko |
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