![]() |
パリの南に位置するダンフェール・ロシュロー広場から北上する形で、ほとんどが自主的な個人参加者だった。事前に日本大使館領事部に“危険情報”として入った通知によれば、警察は当初1万人の参加者を見込んでいたそうだ。しかし、いざ始まってみれば20万人もの人が参加する大規模なデモにふくらんでいた。戦争に賛成しているイギリスやスペインでの反戦デモに比べれば少ない数だそうだが、パリジャンの平和的解決を望む声にフランス政府も勇気付けられたに違いない。 ご存じの通り、フランスは現在イラク攻撃に反対の姿勢を示している。シラク大統領は記者会見で「戦争は一番最悪な解決法。特にイラク周辺はこれ以上の戦争は必要としない場所でしょう。査察団を信用して時間をかけ待つことが大切」と強調している。フランスは今のところこの立場を変える気は全くない。この態度にしびれをきらしているアメリカ・イギリスの各マスコミがフランスたたきを繰り広げているが、ガンとして動じない。 大統領府とアメリカ大使館が隣り合って建っているので、まるで火花を散らしているように見える。パリでは“米国系”は危ないので近づかないようにと噂が広がり、心なしかファーストフード店やユーロ・ディズニーランドは活気がない。ディズニーに隣接するアウトレットも日曜日にもかかわらず閑散としていた。アメリカの同時多発テロ以来、遠のいていたアメリカ人と日本人の観光客が少しずつフランスに戻りつつある今、もしイラク戦争が始まれば再び観光業は痛手を受けることは否めない。 このように政府はイラク攻撃への姿勢をはっきり示している反面、国民間の態度には微妙なところもある。フランスにはイスラム教徒が数多く住んでいるため、カフェなど公共の場で戦争や宗教を話題とすることについては少々気を遣う。このように自分の政治ポリシーについて公言することがはばかられる状況の中、南仏のある小さな村では、こそこそ話すよりいっそイラク攻撃について賛成か反対か示そうと、住民間でアンケートを行ったという話題が注目を浴びた。マスコミに対して堂々とブッシュ政権支持を表明したフランスの政治家もたった一人だけだ。 反戦という立場を明確に打ち出して、今や“和平外交のシンボル”となりつつあるフランスではあるが、やはり“いざというとき”の備えは欠かしていない。警察・病院・軍隊関係者には天然痘の予防接種が行われたという報道も聞こえてきている。現在のイラク情勢をめぐってさまざまなニュースが飛び込んできているが、やはり国民の最大関心事は「最終的にフランスは米・英を支持するのかどうか」ということだろう。態度を変えないと大統領は言ってはいるけれど、米・英のマスコミからのプレッシャーや、それらの国のフランス製品非買運動をテレビで見るにつけ、イラクの態度いかんでは、シラク大統領は最終的にGOサインを出すのではと国民は思っているようだ。 |
|
| text / Franck Keiko |
| 「チョナン・カン」として…… | 「アンコールワットはタイ…… |

日本女性の20人に1人がかかるといわれる乳がん。早期発見と治療を啓発するピンクリボン運動が世界規模で行われています。エスティ ローダーからは
|
|
|
マサイマヤ族母になる |
|---|---|
|
|
MOVIE HUNTER |
|
|
MONICA BABY BLUEディレクター 若林恵のハイブリッド育児 |
|
|
京女のつれづれ草 |
|
|
スタイリスト青木貴子「ナニ・コレ」 |
|
|
大人インテリアの一考 |
|
|
Cafeglobe社長 矢野貴久子のブログ「朝と夜の間に」 |
|
|
N35の日常(仮) パート3 |