
スタントウーマンは自分自身
特殊メークの裏の素顔は、自分に誠実な女性だった |
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| 嫣然(えんぜん)と微笑んでいた美しい顔がみるみる鬼気迫る表情に。犬歯がぐいっと伸び、眼光がギラリ。唇を吊り上げて笑う笑顔は凄みたっぷり。ジョージーさんが演じたのはドラキュラの3人の花嫁のひとり、“マリーシュカ”。ヴァンパイヤハンターである“ヴァン・ヘルシング”(ヒュー・ジャックマン)を追って宙を飛び回り、屋根に串刺しにされ息耐えるという壮絶な最期は、映画の最初のクライマックスシーンだ。 |
| 「2ヶ月半、プラハで撮影を行ったんだけど、モデルの仕事とはまったく違うので本当に面白かったです。セリフがあるのも新鮮。ハンガリー語のセリフなんかもあったりして、厳しいけどとても楽しい時間でした。でも何より、自分と違う人間――今回はモンスター役でしたが――を演じるということは、演技(play)も、遊び心(play)も満喫できる面白さがありますね」 |
| 2ヶ月半の撮影期間はハードそのもの。バルコニーから飛び降りたり、宙を自由に飛び回りながら、“ヴァン・ヘルシング”に襲い掛かるあのすごいアクションはなんと、スタントなし。まさに自分で自分のスタントウーマンをやったのだ、とジョージーさんは自慢そうにニッコリ笑った。 |
| 「自分の中の“獣”を発見して、とてもエキサイティングだったわ!」 |
| 羽根や牙など、体につけるさまざまなパーツを作るために、全身の型を取られたりもしたそう。重いパーツを身につけてのハードなアクションに、人相が変わるほどの特殊メーク。さぞかしお肌やカラダにかかる負担は大きかっただろう。撮影中のストレス発散方法は?
と聞いてみたら、「夜遅くまで飲んだり、踊ったり……」と指を折り、こちらを見て、意味ありげに笑った。 |
からかわれてる!? と思ったら本音だった模様。そんなこと言うとホントに書きますよ?と聞きなおしたのに、けらけらと笑って肩をすくめ「もちろんどうぞ」とあっさり。どんな状況でも、我慢しないで自由に過ごす。オフは自分を解放して自由に浸る。それがジョージーさんのストレス発散法らしい。
そんな自分に誠実な面は、今回演じた“マリーシュカ”にも通じている。なぜ“マリーシュカ”は怖くてグロテスクな吸血鬼なんかに惚れたと思う? と聞いてみると「セクシーで、背が高くてダークでハンサム。それに不老不死だからかな?
素敵な男よ」と即答。惚れたら一途、相手がモンスターでもなんの問題もないらしい。そのナチュラルで、かつセクシーな笑顔で、ドラキュラを魅了したのもうなずける。 |
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不老不死は不可能でも、美しさは保ちたい
その秘訣は「水」 |
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| ドラキュラはもちろん、彼の花嫁たちも不老不死。女性にとっては、非常にグレイトな設定だが、ジョージーさん自身の「美しさを保つ秘訣」を聞いてみた。 |
| 「こだわっているのはアクア、つまり“水”。飲む水だけじゃなく、泳いだり、滝のそばで過ごしたり、とにかく“水”と近いところにいることを心がけています。お風呂も重要。いつも、ユーカリのエッセンスオイルを入れています。また、飲むのは“FIJI WATER”。実はモデルの初仕事がこのFIJI WATERのCMだったんですよ」 |
| モデル初仕事からというと、すでに10年以上の付き合いになる。みずみずしい肌、つややかな髪、そしてその健康でセクシーな肢体を作ってきたのはやはり水にポイントがあったようだ。 |
| 「そう、水は大事よ。あ、あと、忘れちゃいけないのがメイベリンのマスカラ(笑)」 |
| 日本でもお馴染み、メイベリン・ニューヨークのマスカラのCMに出演中のジョージーさん。ちゃっかり付け加えてくすくす笑う――そんな遊び心が彼女を輝かせている理由のひとつだろう。 |
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自分の運命は自分で決めるもの。
「サンフランシスコに引っ越していらっしゃい」 |
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ドラキュラの花嫁、という異色の役柄を演じきったジョージーさん。女優として目標としているのはジーナ・ローランズだという。ジーナ・ローランズは、『こわれゆく女』『グロリア』などに出演した名優。めったに笑わないこわもての女性を演じて注目を浴び、綺麗どころのハリウッド女優の中でも異色を放つ存在だ。
次はどんな役を演じたい? と聞いてみると、「できたら今度はモンスターじゃなく、人間味のある役がいい」と苦笑い。
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| 「モンスターも面白くて演じがいがあるけれど、普通の女性も演じたい。今回はガッツがある役だったけれど、今度は熱烈な恋におちる役がいいな。恋はとても重要よ」 |
今、恋をしていますか?と聞くと、「Yes」とニッコリ。きっと素敵な恋の真っ最中なのだろう。ジョージーさんのパワーはおそらく恋のパワー。男性だけでなく、今の自分にも、将来の自分にも恋をし続ける。この余裕はぜひ見習いたい。そこで―――。
「日本の女性はとっても働き者で、かなり毎日疲れちゃってるんだけど、何かアドバイスをください」 |
| 「あら、じゃあサンフランシスコに引っ越していらっしゃいよ(笑)。それか、お休みを取って、バケーションを思いきり楽し……、ああ、そんな哀しそうな顔しないで(笑)」 |
| 忙しくてとてもムリ、と、とっさに思ってしまったのをまんまと見抜かれてしまった。同席していたプレスの女性たちの顔もいっせいに哀しい笑顔になったのを敏感に察知し、ジョージーさんも顔をちょっと曇らせた。でも一瞬でキリリと顔が引き締まる。 |
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「自分の運命を決めるのは自分。だから、休みたいと思ったら休むべき。皆さんもがんばって!」
次回作では、イキイキしたリアルな女性の生き方を、ジョージーさんの演技を通してみてみたい。フレッシュな彼女だからこそ、演じられる役があるはずだ。情熱と恋は不老不死。それを大きなスクリーンでぜひ見せて欲しい。
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text /Kanai
Yukiko
photos /Cafeglobe
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オープニング3日間の興収記録が『マトリックス・リローデッド』や『ロード・オブ・ザ・リング』などの大作シリーズを超える、ユニバーサル映画史上世界興行収入No.1を記録した話題のエンターテイメント映画『ヴァン・ヘルシング』。モンスター・ハンターであるヴァン・ヘルシングが、代々ドラキュラ一族と戦ってきた一族の末裔であるアナ王女とともに、モンスターとの戦いに挑む壮大なアドベンチャームービー。(日比谷スカラ座1ほか全国東宝洋画系にて上映中)
●『ヴァン・ヘルシング』のサイトはこちらから |
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| 「髪の毛1本で感情を表せる女優」という賛辞を贈られた名女優、ジーナ・ローランズの快心の作。人生に疲れた元ギャングの情婦が、ひょんなことから預かるはめになった子どもと逃避行。ギャングに追われ、拳銃をガンガン撃ちまくるかっこいい女「グロリア」のくたびれ加減とパワフルさを全身で演じた名作。 |
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