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| 「私は日本の温泉や銭湯のすばらしさを世界中に知らせたいの!」 |
| クリスタルやターコイズの大きな原石をあしらったアクセサリーがよく似合う長身、優しそうで知的な黒い瞳。いかにもインテリ・スピリチュアリストという風貌のヤエルさんは、英語に日本語を混ぜながら……久しぶりに日本語を話すのが嬉しくてたまらないといった感じで話し始めた。 |
| 「大学を卒業して、日本の石川県でホームステイをしたんです。山本さんというファミリーだったんだけど、お互いに言葉が全然わからなくて。“温泉なら言葉がわからなくても一緒に楽しめる”という山本のお母さんのアイディアで、よく近くの温泉場に行きました。そのときのすばらしい体験、感動が、このボディトリートメントのシリーズ“red flower japan”を生み出した原動力なんです」 |
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| 「山本のお母さんは、洗面器にいくつもの不思議なグッズを入れて持ってきていて、“はいヤエちゃん座って”と私を座らせると、あのニンジンを洗うようなタワシで私の背中や脚をゴシゴシ洗ってくれたんです」 |
| 「ちょっと痛かったけど(笑)、スゴク、キモチイイー!でした。血行がよくなって、エネルギーが湧き上がってくるのを感じたの。体がカーッと熱くなって。そうしたらお母さんは、ちょっとヌルヌルする白い袋でクルクルとマッサージしてくれました。熱くなった肌を鎮めてくれる効果があって、すばらしいキモチだった。そのときはクレイ(粘土)が入っているのかな?と思ったけど、ぬか袋だったのね」 |
| このところ、欧米の美容マーケットでは日本などアジアのエスニックなエッセンスを取り入れたコスメのブームが続いている。red flower japanも単にそういうもののひとつかなと思っていたけれど、ヤエルさんはもうちょっと深いところを知っているみたいだ。 |
| 「最近はNYでも日本風のヒノキの湯桶が売られていたりするけれど、カッコだけ。日本の温泉やお風呂の文化や精神性までは全然伝わっていないと思う。日本人とお風呂って、茶道に通じる豊かな“ritual(儀式)”があるでしょう。私は、自分ならもっとワビサビな、エモーショナルなものを伝えられると思ったんです」 |
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| 「作法というか、一連の動作を大切にしているんです。このキャンドルを手にとると、最初に触れるのが本物の植物。香りを楽しんで、指で触感を楽しんで、さてキャンドルを灯したいけれど、この花びらはどうしようとなって、まずちょっとした“発見”がやってくる。たとえば、この花びらを小さな器にとって飾ったらどうかしら?」 |
red flowerには、銅でできた「プレイヤー・ボウル」という商品がある。これはインドの「プージャ」と呼ばれる儀式で使われる、神様へのお供えを入れるお皿からヒントを得たのだとか。バリ島で毎日たくさんお供えされる、あの小さな花びらの小皿と同じだ。
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| 「花びらをプレイヤー・ボウルに入れて自分のお供えを作ってみてもいいし。箱には小さな詩をプリントして、キャンドルを灯しながら読んでもらえるようにしたり。その時間もプレゼントしたいの」 |
タワシをヒントにしたスクラブやぬか袋など、7つのアイテムで構成されているred flower japan。これも順に使っていくことで、体を温めたりクールダウンしたりを繰り返すようになっているという。
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| 「手軽に体験できるように、7つのステップをセットにした“SENTO SET”というのも作りました。日本風に、ちっちゃい、かわいいセットでしょう? これを使ってゆっくり温泉気分を楽しんでもらいたいわ」 |
柚子や檜、金木犀など日本の香りを中心に、天然の植物の香りだけを使ったというこのラインの香りは本当にすばらしい。7つのステップひとつひとつが違う香りで、日本の湿度の高い空気を思わせるものもある。「私のおばあちゃんの庭の匂いを思い出した」と言ったら、「ホントー? キャー、ウレシイイー!」とヤエルは大喜びしてくれた。
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「夢は、ニューヨークに本物の日本の銭湯を作ることなの! SOHOがいいんじゃなーい? SOHO SENTO!」 |
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text & photos(interview) / Aoki Yoko (Cafeglobe)
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| red flower japanのカタログ表紙に使われているヤエルさんお気に入りの日本の古い写真。「SOHOのフリーマーケットでたまたま見つけたの。とても日本的でかわいいでしょう?」。 |
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| ラインが小さなセットになった、その名も「SENTO SET(銭湯セット)」。使っていく順に(1)柚子が入ったボディウォッシュ (2)タワシがコンセプトになったという、竹の粒入りのボディスクラブ (3)ぬか袋! (4)梅酒をコンセプトにしたボディミスト (5)金木犀の香りのボディオイル (6)絹プロテインを含むボディクリーム。 |
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| まさにぬか袋!な「wild cherry blossom rice buff」。オーガニック玄米からとれたぬかと、ワイルドチェリーの樹皮などが加えられている。見た目はそのままでも、香りはぬか臭くなくていい香り。 |
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| タワシの強い肌触りがヒントになって、竹の粒や海草エキスを使ったボディスクラブ「ohana gingergrass bamboo scrub」が生まれた。血流を促し、エネルギーを高め、肌を引き締める効果があるという。 |
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