
今ほどアロマテラピーが広まってない頃
そのよさをみんなに知って欲しかった |
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木戸をくぐり、庭を通り抜けて着いたのは、アジアンスタイルのサロン。アロマテラピーとタラソテラピーをゆったりとした気分で堪能できる「ビオ・パスカル」だ。ドアを開けた途端、さわやかなハーブの香りが辺り一面に漂い、ここが東京のど真ん中、プラチナ通り沿いであることを忘れそうになった。
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「この『ビオ・パスカル』は、1993年に佃リバーシティで産声をあげました。その当時は、エステって“会員制?”とか“大きなローンを組まなきゃいけないの?”とか、不明瞭なことが多かった。しかも、フェイシャルもボディも別々のコースだしね。病院じゃないんだから、什器やインテリアが白っぽいのも落ち着かない。だからいっそ、私自身の抱える疑問をクリアするようなエステサロンを作りたいって思った。アンティークの家具やアメリカ製の良質なコットンのタオルを使い、フェイシャルとボディを組み合わせたオリジナルのメニューを1回分の料金で打ち出したり、私なりのこだわりを詰め込みました
」 |
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こだわりのサロン作りの原点は、美容道だけやってきたのでは気がつかない「使い手の発想」や「ユーザーの視点」。それは、吉川さんのユニークな経歴にある。設計事務所でインテリアに関わる仕事を担当、企業内教育に関わる仕事などを経て、出産。それを機に、フリーカメラマンの夫と現在のパスカルコミュニケイションズを設立。当初はカメラマンやスタイリスト、ヘアメイクなどが所属し、ロケバスも抱えていた。いつも新鮮でおしゃれな情報で事務所は溢れていて、美容への道もヘアメイクさんから刺激を受けたのがきっかけなのだそう。
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| 「病気を治すなんておこがましくて言えないけれど、人を美しくすることで人を健康にできると思った。私の進むべき道は「美容だ!」と通い始めた学校の授業で出会ったのがアロマテラピーやタラソテラピー。まだ、精油がデパートで売ってなかった時代でした。その素晴らしさにハマってしまって、セミナーなどにも片っ端から行きまくり、これでも死にもの狂いで勉強したんですよ(笑)」 |
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ジュリークの商品を日本に紹介したくて
オーストラリアから大工さんを呼ぶことに |
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| 「サロンで仕事をするうちに、ジュリークというオーガニック化粧品に出合いました。日本では、ジュリークの認知度も、オーガニックへの興味もまだ薄く、個人の小さなサロンで使われている程度でしたが、どうしてもここの化粧水が大好きで大好きで。創設者・開発者であるDr.クラインの化粧品作りへの真摯な姿勢にもすっかり惚れました。日本にぜひジュリークのコンセプトショップを出したいとリクエストを出し、オーストラリアの本社から正式に許可がおりました。情熱かなって1997年に『ジュリークショップ青山』を日本初出店しましたが、オーストラリアの『ジュリーク』のショップをそのまま再現することでこそ、ブランドコンセプトが伝わるという思いでいっぱいだったんです。資材、什器類はもちろん、オーストラリア人の大工さんまで日本に呼んで、何ヶ月もかけて準備しました」 |
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話を聞けば聞くほど、これまで順調に話が進んできたかのようだ。けれども、オープンから2ヶ月経っても、客足はのびなかったのだそう。夫も「半年経ってダメなら、そのとき考えたら?」程度で、吉川さんも「『知る人ぞ知る』の反対で、『誰も知らないから誰も来ない(笑)』わよね」」というから拍子抜けしてしまうが、暇な時間にはしっかりスタッフ教育もしていたのだそう。転機がやってきたのは、そのあと……。
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| 「外苑前駅に出していたショップのポスターが、カンタス航空の広報の方とキャビンアテンダントの目に留まり、『東京で本物のジュリークが買える』と驚かれ、大使館関係者の方々にも口コミで広まっていきました。それと同時に、少しずつ使い始めた人がリピートし、さらに口コミで広がって大ブレイク。このときの出会いやネットワークがなければ、今頃どのお店もなかったかもしれませんね」 |
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疲れを抱える女性たちに
漢方とアロマを取り入れて欲しいから |
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「『ビオ・パスカル』や『ジュリークショップ青山』などを始めて、だんだんスタッフも増えてきました。さまざまな方との出会いもありました。偶然にみえる出会いがすべて必然で、縁やつながりがあるように感じます。そして、ストレスが多すぎる現代女性に、もっともっといいものを紹介したい気持ちが大きくなりました。敷居が高い漢方薬を手軽に求められるように『若草漢方薬局』を、アロマテラピーを自宅で気軽に取り入れられるよう『エルボリストリ』をオープンしました」
「今はお香にハマっていて、日本古来の香りはなんていい香りなんだろう、でも、なぜ今までお香を聞く機会がなかったのだろう、という命題にぶつかって。若草漢方薬局でセミナーなどを開いて、みなさんに知っていただく機会を増やしているところです。こうして振り返ってみると、「香り」も私の仕事の「軸」になっていました。私はいい香りが好きなんでしょうね。アロマオイルも、漢方薬も、お香も、香りは脳に直接働きかけると言いますから。いい香りを嗅ぐことで、多くの女性の心とからだのストレスが解きほぐれていくのを、これからもサポートし続けたいですね」 |
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text /
Hanyuda Yuka (Cafeglobe)
photos / Cafeglobe
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| 一番左のピュアロザエフレッュナーは、肌のデリケートな吉川さん自身も長年愛用しているもの。この化粧水をみんなに知って欲しくて「ジュリークショップ青山」を開いたとか。 |
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季節の変わりめは、からだが何だかすっきりしなかったり、鼻がムズムズしたり……。辛い季節を乗り越えるためにも、アロマテラピーが大活躍。
(右)シーズンズ・ブレンドNo.1
シャープな香りで辛い鼻の症状をすっきりさせて、頭もクリアに。\2,100(税込)
ほのかに甘さのある香りで、イライラも穏やかに。\2,940(税込)
●エルボリストリのサイト
●若草漢方薬局のサイト |
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昨年秋に出版された『アロマ組み合わせ手帖』(地球丸)は、初心者でも気軽にトライできるアロマテラピーのレシピを紹介した、エルボリストリ・スタッフと共著の1冊。からだと心の不調を訴える多くの女性たちに向けて、日常生活にアロマテラピーを取り入れたライフスタイルを提案。
●本の詳細はこちら(Amazon.co.jp)> |
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