
プライベートを見せたり心を許したり
人間関係が大切に思えるように | |  |
フジテレビの看板アナウンサー・ウッチーとして、昼は外で取材、夜は番組出演と、超ハードなスケジュールをこなしていた内田さんが、会社を辞め結婚したのは2年前のこと。ずばり、結婚で何が変わりましたか?
「今までは、自分が一番大好き!って思っていたんですけど(笑)、愛する人ができると、自分と同じくらい相手のことを考えるようになる。変なプレッシャーからではなくて、彼が家にいるときはくつろいだ気分になってもらいたいから、あれをしようか、これをしようか、なんてことを無意識に考えていて……。私って、けっこう人のために何かができるんだなぁって。それは新たな発見でした」。
結婚を機に、仕事は昼間に集中させて、夜は自宅でくつろいだり友人と遊びに出かけたりと、プライベートな時間が取れるようになったという内田さん。人との出会いやつながりについて考えることが多くなったのだとか。
「夜の番組を担当していたときにはなかなか会えなかった、高校や大学時代の友人と会う機会が増えたんですが、数年間のブランクをまったく感じさせないようにみんなが接してくれるのが、すごくうれしかった。私にはこういう人たちがいてくれるんだなって。それで最近は、好きな人や仲のいい友人を自宅に招いてプライベートな部分を見せたり、心を許したりできるようになってきたんです。人の家に招かれるのってうれしいから、それを人にもしてあげたいっていう感覚なのかな。」
そんな思いから生まれたのが、1月に出版された初めての著書『内田恭子のやさしいおもてなし』。お母様秘伝のスイーツや独自のもてなし術など、読んでいるとウッチーのお宅にお呼ばれしているような親近感を覚えてしまう。巻末にあるメイキングの写真からは、スタッフとの楽しそうな雰囲気も伝わってくる。
「編集の方やフードコーディネーターの方など、初めてお仕事した方も多かったんですけど、みんな30代女性だったので、楽しいと思うことや面白いと思うことが一緒。現場はいつも賑やかで、仕事って感じがしないくらい。同年代の女性がそれぞれの世界でがんばっているのを見るのも、いい刺激になりました」。
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天然キャラのウッチーも自分なら ひとりで暗く家にこもるのも、自分 | |
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番組『グータンヌーボ』の内田さんは超自然体(に見えます)。女性ゲスト2人を相手に鋭い質問を投げかけたり、かと思えば相手の話を聞き流していたり、という天然キャラものぞかせて、他の番組では見られないようなゲストの素顔を毎回引き出す。ガールズトークの楽しそうな空気が、観ている側にも伝わってくる。
「あはは。『グータン』は楽しんでますよ。ちょっとご飯を食べに行こうっていう感覚です。でも、最初はロケがプレッシャーでプレッシャーで……。基本的に人見知りなので、10代のゲストには何を話せばいいんだろう、なんて緊張してました。今は10代の子が何を考えているのかを聞くのがすごく楽しい。女子が3人揃ったら、絶対に恋愛話になるんですけど、いろんな価値観が出てくるのが面白いんです」。
それにしても、『グータンヌーボ』の天然キャラのウッチーと、目の前でテキパキと話をする内田さん。どっちが本当ですか?
「『グータン』の、お気楽な自分も自分だし、家族のことを真面目に考える自分も自分。もちろん一人で暗くなる自分もいます。20代のときって、本当の自分って何だろう?って悩みましたけど、今は、いろんな自分がそれぞれ自分だし、全部が好きだと思えるようになりました」。
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結婚したことで、家事が当たり前のことに 今は「我が家のカレー」の味を模索中 |
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読書好きの内田さんが最近人に薦めているという本が、ニコラス・スパークスの『きみを想う夜空に』。休暇で故郷に帰ってきた兵士・ジョンと、その町にボランティア活動でやってきた優等生の女学生・サヴァナが出会い、恋に落ちるところからストーリーは始まる。
「冒頭でジョンがサヴァナを見つめているシーンがあって、ラストにまたそのシーンに戻る。同じはずなのに、ストーリーを知った後では最初のイメージがガラリと変わって、すごく切ないんです。相手の幸せを望む気持ちが、純愛なんだなって、こんな愛の形もあるんだなって思いました。人って恋愛すると自分を見つめ直したり、新たな一面を発見したりしてすごく変わる。ジョンも愛の力で強くなったんだなって思います」。
恋愛をきっかけに自分の新たな一面を発見するという内容に強く共感できたという内田さん。「恋愛と結婚でちょっとカタチは違いますけど」と前置きして、結婚をきっかけに家事への関わり方がガラリと変わった、というエピソードを教えてくれました。一人暮らしをしていた頃、内田さんの冷蔵庫に入っていたのはミルクや豆乳など、朝食べるものだけといった、料理をしなくていいものばかりだったのだそう。
「調理しなくていいものばかり。料理はほとんどしませんでした。今は、家のことは何でもやりますし、時間があるときは、早い時間からがんばっていろんな料理を作ります。小さなことですが、例えば冷たいお茶なら買うのではなく、家で煮出したお茶を冷やしていただくようになった。そういった気持ちがそれが家族を持ったことで自然にわいてくる」。
最近凝っているのは、我が家のカレー作り。 「どの家庭にも自分が育ってきたカレーの味ってありますよね。今は我が家のカレーの味を作りたくて、いろんなレシピのカレーにトライして、ふたりで『どれにする?』なんて。いつか子どもが生まれて『ウチのカレーの味はこれだよ』って言えるようなカレーがほしいなと」。
どちらかの実家の味を引き継ぐのではなく、あくまで2人のオリジナルを作るというというのが内田さん流。今は家庭も仕事もちょうどいいバランスだという内田さん。今後は、テレビ以外の活動の幅をさらに広げていきたいと意欲的。
「同じしゃべって伝えるのでも、ラジオの場合は表情が見えない分受け取られ方のニュアンスがテレビとは全然違うし、難しさも違うと感じています。雑誌で連載を書かせていただくときも、しゃべっている言葉をそのまま文字にすると、きつくなったりするんですよね。書いた原稿に直しが入るとヘコみますけど、今は書くこともすごく楽しんでいます」。
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/ Miyamoto Hiromi photos / cafeglobe | |

『内田恭子のやさしいおもてなし』(ワニブックス) |

内田さんお勧めの1冊。「自分を犠牲にしてまで相手の幸せを望むのも純愛なんですね。とても切ないラブストーリーです」。 『きみを想う夜空に』(エクスナレッジ)
ニコラス・スパークス著、雨沢泰訳 |
コットンカーディガン33,600円、ボーダータンクトップ15,750円/以上、MANOUQUA 天然石×パールピアス24,150円、クロスダイヤネックレス 86,100円/以上、ANAYI ゴールド・カラーストーンネックレス16,800円/クレデュクレ(アルアバイル)
問い合わせ先:MANOUQUA:03-5739-3033 ANAYI:03-5739-3032 アルアバイル:03-5739-3423 | |