カフェグローブ 知的キャリアの高感度サイト cafeglobe

ニュース 政治・経済ネタも世界の旬情報もナナメ読み

更新日:2009年12月3日 RSS

Frill me, Thrill me!私たちが心躍るもの

back number

広瀬香美さん
Vol. 73
シンガーソングライター
稲垣潤一さん 広瀬香美さん
クリスマスソングのあの名曲を
冬を代表するふたりがデュエット!
稲垣潤一(いながきじゅんいち)
1953年生まれ、仙台市出身。『ドラマティック・レイン』(1982)や『クリスマスキャロルの頃には』(1992) 他、数々のヒット曲で日本を代表するシンガー。11組の歌姫とJ-POPの名曲の数々をデュエットし、日本初の全曲新録音のデュエットアルバムとして昨年誕生した『男と女』に続く、第2弾『男と女2』を10月28日に発表。
稲垣潤一さんのオフィシャルサイト
広瀬香美(ひろせこうみ)
1992年デビュー。アルペンのCM曲に起用され大ブレイクした『ロマンスの神様』など数多くのヒット曲を生み出し、現在はアーティストとしてのみならず、音楽監督やプロデューサーとして幅広く活躍。最近ではtwitterを使った独自の音楽活動も話題に。
広瀬香美さんのオフィシャルサイト
cafeglobeの連載『広瀬香美のマイスイートメロディ』



“冬の帝王”と“冬の女王”
豪華デュエット誕生の理由は……

 クリスマスシーズンが始まると、耳にする機会がぐんと増える冬の定番曲『クリスマスキャロルの頃には』。稲垣潤一さんのこの曲に、今年はデュエットバージョンが登場。一緒に歌っているのは広瀬香美さんだ。

 この曲は稲垣さんのデュエットアルバム『男と女2』に収録されたもの。昨年発売されたアルバム『男と女』に続き、J-POPの名曲をデュエット仕様にリメイク、稲垣さんが実力派の女性シンガーたちとカヴァーしている。

稲垣潤一さん

稲垣:「もともとJ-POPにはデュエットソングが少ないな、という思いがあって、ずっとデュエットをやってみたかった。それを初めて形にしたのが昨年の『男と女』でした。女性シンガーの曲をデュエットでカヴァーするというのが基本コンセプトですが、前作でも1曲だけ僕の曲を入れたので、第2弾にも僕の曲を、という話になり『クリスマスキャロルの頃には』はどうかと。それなら冬の定番曲をお持ちの広瀬さんにお願いできないだろうか、ということでオファーをさせていただいたんです」

広瀬:「私はこのお話をいただいて1ヶ月くらいお返事できなかったんです。だって、稲垣さんといえば、あの『夜のヒットスタジオ』といった、子どものころに大好きだったテレビ番組で観たスターですから! 気持ちが子どもの頃に戻ってしまって、稲垣さんと私がデュエットなんてありえない〜って。でも嬉しくて、ちゃっかりカラオケで練習もして(笑)。それで、私で大丈夫でしょうか?とお願いしました」

 冬の定番曲を持っていることから“冬の帝王”と“冬の女王”と呼ばれることもあるふたり。実は一緒に仕事をするのは初めてのこと。ありそうでなかった豪華なカップリングがここに誕生した。



歌う人が変わるとパッと場面が変わる
変化を楽しむのがデュエットの聴きどころ

 独特の透明感を持つ稲垣さんの声と、ハリとツヤのある広瀬さんの声。その声質について最初、広瀬さんは心配していたのだそう。

広瀬:「『クリスマスキャロルの頃には』は男と女の切なさをテーマにした曲。シュワシュワっとした感じの曲に、パキッとした私の声質を重ねてもよいものかと気になって。最初はしっとり歌ったり、静かに歌ったりと何パターンか用意しましたが、稲垣さんからは『広瀬さんらしく歌ってみてください』って言っていただけたので、結局いつもの自分で歌うことに。そしたらもう楽しくなって、どんどん気持ちよくなって(笑)。聞いていただくと、きっと気持ちよさが伝わると思います」

稲垣:「広瀬さんはインパクトのある声質をお持ちなので、そこが魅力でした。僕のオリジナルバージョンとはまったく印象が違いますが、広瀬さんが歌うと場面がパッと変わるような気がするんです。冒頭の歌い出しは広瀬さん、そこから僕の歌に引き継いで、そのあとはふたりがリードに回ったりハーモニーに回ったり。そのつど場面が変わっていく感じがするのがデュエットのおもしろさであり、聴きどころだと思います」

 注目したいのは、ふたりが向かい合って歌っているプロモーションビデオ。こんな撮影秘話も飛び出した。

広瀬香美さん

広瀬:「観ていただくとわかるのですが、稲垣さんとの距離がけっこう近かったんです。1日中撮影しているので、一度くらいは顔を見て歌ってくださるかなーと思っていたんですけど、いっこうに視線を合わせてくださらない。こうなったら私から合わせにいこう!と動いてみたりもしたんですが、稲垣さんは伏目がちで……。もう、女子としては非常にショックな出来事でした(笑)」

稲垣:「いえ、あれは照れが入ったんです……(笑)。でも実際、デュエットでは相手の歌をちゃんと聴かないといけないので、アイコンタクトはあまりしないんです。歌いながら見つめると間違えそうですからね」

 数多くの女性シンガーとデュエットしている稲垣さんに、女性と目を合わさずに歌うというシャイな一面が。そんな稲垣さんのちょっと照れた様子をチェックしてみて。

『クリスマスキャロルの頃には』のプロモーションビデオをチェック!



“冬の女王”から“Twitterの女王”へ
無言で盛り上がるライブって?

 その活用ぶりから、最近は“冬の女王”だけでなく“Twitterの女王”にもなっている広瀬さん。つい先日も、楽曲の間にMCを入れるかわりに、その場でTwitter でコメントする“Twitter コンサート”の試みが話題になったばかり。いっぽうで、稲垣さんもスタッフに勧められてTwitterを始めたところだとか。

稲垣:
「ケータイからつぶやくと、すぐにつぶやき返してくれる人がいる。これは面白いですね。来年チャリティーコンサートを計画しているのですが、どなたに何を歌っていただこうかとつぶやいたら、これはどうですか?ってたくさん反応があって、とても参考になりました。ライブにTwitterの要素を加えるのはおもしろそうだなって思っていたら、広瀬さんはもうすでに“Twitter コンサート”をやられたそうで。驚きました!」

広瀬:「“Twitter コンサート”では歌っているときは会場のみなさんも一緒にノッてくださるんですけど、1曲終わってお辞儀をしたら私は黙ってTwitterでつぶやき、会場のみなさんもTwitterでつぶやきに反応してくれる。さらに会場のみなさんが自分のフォロワーさんに実況してくれていたので、会場外のフォロワーさんからの反応もいただける。静かに、ものすごく盛り上がるっていうのは、初めての経験でしたね」

 最後に、今回のデュエット版『クリスマスキャロルの頃には』について、cafeglobeユーザーにお勧めの楽しみ方をうかがいました。

稲垣:「この曲にはカラオケバージョンもついているので、ぜひ聴くだけじゃなく歌っていただけるとまたいろいろ楽しめると思います。自分ひとりで歌う心地よさとは違う心地よさがありますので、恋人どうしや友人で歌っていただきたいですね」

広瀬:「忘年会やパーティなどで盛り上がるシーズン。どなたでも知っている有名な曲ですから、ぜひデュエットしたい人をつかまえて一緒に歌って、恋を実らせていただきたいと思います!」



text / Miyamoto Hiromi
photos / Nozawa Tomoyo
 
『男と女2』 『男と女2』
豪華女性アーティストとのデュエットによるJ-POPのカヴァー・アルバム。昨年冬発表された『男と女』に続く第二弾。価格:¥3,000(税込)
『男と女2』のWebサイト

<収録曲>(オリジナル歌唱)
01. / duet with 森高千里 (森高千里 1990年)
02. 悲しみは雪のように / duet with 中村あゆみ(浜田省吾 1992年)
03. 世界中の誰よりきっと / duet with 寺田恵子(中山美穂&WANDS 1992年)
04. 真夏の夜の夢 / duet with 岡本真夜(松任谷由実 1993年)
05. 夢の途中 / duet with 沢田知可子(薬師丸ひろ子、来生たかお 共に1981年)
06. けんかをやめて / duet with 小林明子(河合奈保子 1982年、竹内まりや 1987年)
07. Yes-No / duet with 藤田恵美(オフコース 1980年)
08. フレンズ / duet with 遊佐未森(レベッカ 1985年)
09. PRIDE / duet with 大橋純子(今井美樹 1996年)
10. 恋におちて - Fall in love - / duet with 尾崎亜美(小林明子 1985年)
11. クリスマスキャロルの頃には / duet with 広瀬香美(稲垣潤一 1992年)