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 | 好きな食べ物はなんですか? |
 | 好きな食べ物は……おつまみとか好き。 |
 | ハハハハハッ。どういうおつまみ? |
 | 生肉が好きなんですよ。レバ刺とか。でも、枝豆とかも大好きで。 |
 | そりゃ飲み屋のおつまみだよ(笑)。 |
 | 大好きなんですよ。 |
 | 牛たたきとか。 |
 | 大好きですね。レバ刺、ユッケなんかもう。 |
 | 草食動物っぽいけど。 |
 | 基本的に草食ですよ。でも、肉は焼肉よりも生肉が好きですね。生肉と野菜。野菜はほんと際限なく食べちゃうんです。 |
 | 野菜のベッドで育ったみたいだもんね。いっしょに陽光と水と土を採って、そんな……。 |
 | シャキシャキ食べて育ってきました。 |
 | で、生肉だ。 |
 | 生肉ですね。 |
 | こっからは、香椎さんの仕事仲間である「チーム香椎」のみなさんにインタビューです(笑)。 |
 | (「チーム香椎」の面々)えっ?(かなりビビり、超赤面) |
 | もう愉快ですよ、この人たちも。インタビューしちゃってください(笑)。 |
 | (編集部)いつもタッグを組んで?
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 | ほとんどそうですね。 |
 | じゃ、行きます。「チーム香椎」の特徴を1分トークで。香椎由宇がしゃべっちゃダメだよ。
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 | (スタイリストS氏)えっと、週一でレバ刺と……(笑)。
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 | やっぱそうなんだ。 |
 | (スタイリストS氏)それと、やっぱキャベツ(笑)。
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 | それはチーム香椎にはなきゃいけない行事なんだ。 |
 | (スタイリストS氏)発作が起きちゃうんです(笑)。
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 | クルマでいうところのガソリンみたいなものなの? |
 | 補給しないと死んじゃうんです(笑)。 |
 | (ヘアメイクM氏)もちろんお互いプロ同士だからどこかにビジネス感は必要なんだけど、信頼関係ができあがったら、人間同士の付き合いというものをすごく感じるんです。たとえば、さっきくよくよ……と言う話が出てましたけど、最近俺がちょっと落ち込んでたことがあって、そのときに、仕事が終わったあとに「くよくよすんなよ」って、そのひとことで終わり(笑)。
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 | 彼女は先生だからね(笑)。あ、あなた、今、目を反らしましたね。 |
 | (スタイリストアシスタントK氏)いえ、反らしてません。
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 | だめです、今度はあなたの番です。 |
 | (スタイリストアシスタントK氏)はい……えーと……将来のビジョンなんですけど、日活の撮影所で樹木組(樹木希林さんのスタッフ集団)というのを見たことがあって、いつか「香椎組」というのが私の中ですごい……。
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 | あなたそれ、ハッピ着るとか、そういうこと?
(一同 爆笑)
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 | (スタイリストアシスタントK氏)「香椎組」というのが私の目標なんです。
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 | もう好き勝手やっちゃってるもんね。 |
 | で、香椎由宇にはリーダーシップはあるわけ? |
 | ない、ない。もうみんな一緒にやってますから。 |
 | なんかいいね、仲良しで羨ましいな。 |
 | おもしろいですよ、だから、幸せだし。 |
 | 何が孤独だよ! |
 | みんなでいる中で、それぞれが孤独になる瞬間があるんですよ。いっしょにご飯とか食べてても、ふっと自分のことを考える瞬間がある。 |
 | (編集部)でも、そのメンバーでいて、ふっと孤独に入れるって、実はすごく寛げているということじゃないですか?
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 | すごく楽です。 |
 | たとえばあんまり知らない人とかだと、孤独になる余裕もないじゃないですか。気遣っちゃうし。 |
 | 浸らせてくれるんですよね。 |
 | 孤独にも種類があるというか、孤独を持たないとちゃんと対人関係ってできないんだな。 |
 | (編集部) 結果として寂しくなっちゃうという孤独とは出自が違うじゃないですか。だから言葉って難しいなと思うんですよね。そのまま書いちゃうと、「香椎由宇、ひとりぼっち」みたいなことになっちゃう可能性も(笑)。 |
 | それでもいいんですけどね。それでわかってくれる人はわかってくれますし。 |
 | 異彩を放つじゃない、あなたは。ちょっと周りの人とは違うようなものが。僕の言うスチール感というのはそういうところなんだけども。動いていて、あなただけほかのエネルギーを放出してわーっと浮き出てくるのね。それはすごいし、見るとものすごい疲れる。けれどエネルギーを感じるから、ついつい見ちゃうの。 |
 | (編集部)それは『パビリオン山椒魚』の話ですね。
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 | 全編観終ったら、シャボン玉のような気分になってしまいました。 |
 | うれしいですね。メルヘンなんですよね。
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 | 正直呼吸できなかった。地上にいるのに海の中に沈んでいくような息苦しさに覆われてジャック・マイヨールのような気分になってしまった。ロマンチックとか、センチメンタルとか、メルヘンとか、ファンタジーとか、そんな生易しい感覚ではなく、あぁ、生き続けているとこんなにも懐かしく清々しい感慨に浸れることができるのかと、感動を覚えました。 |
 | なんかすごいスケールの大きな描写ですね(笑)。 |
 | 人間、生きている、ただそれだけで感動できる。自分で自分を感動させる力がなくても、人が感動させてくれる。 |
 | 『パビリオン山椒魚』という作品が、とにかくぶっ飛んでる世界観だったんで、どんな感想を持たれるのかなって気になってたんですけど、そんなに感動していただけると、なんだか安心しました。
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 | ほんとにレントゲン車で鍋食いたくなった。 |
 | あれ、おいしそうですよね。 |
 | 映像のつなぎとか独特のテンポで、そしてハチャメチャ、理解不能! |
 | もうジャンルないですから、あの映画は。 |
 | これも香椎流、ぶっ壊し? |
 | 映画界の枠を壊してくれたというような。ジャンルはなんですかと言って答えられないという映画に初めて出会いましたね(笑)。 |
 | ダリの画だね。 |
 | (編集部)ほんと、ある意味シュールレアリズム。ひとつの作品に2つのエピソードが入っちゃってるような無手勝流でした。
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 | そうなんですよ。1本分の料金で2本楽しめます。お得。 |
 | 要はアミューズメントなんだな。すばらしい。ほんとに合格。 |
 | やった、合格でました(笑)。 |
 | (一同 拍手)
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 | 最初に『ローレライ』を観て、次に『リンダリンダリンダ』観て、あれもなんかドキュメンタリータッチなのにスチールなんだよね。で、逆に『大停電の夜に』がいちばん流れの中にいた感じがあったんだけど。もうとにかく映画の中の君は素晴らしい。大好きですよ。 |
 | ありがとうございます。私も大好きですよ。ずっとしゃべってたいです。 |
 | うれしい、なんか。ちょっと握手したくなってきた。 |
 | しましょう。 |
 | いい人だね。いい人間だ。また会いたい。あと99回会うチャンスがある。 |
 | じゃ、連載にしましょうか(笑)。
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(完) |