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 | 俳優っていう仕事を選んで良かった? |
 | 今の仕事はすごくありがたいな、天職だなって思ってるんですけど、現場に入ってその役を演じているときは自分の辛いことを完全に忘れているんですよ。どこかでお芝居に影響はしているのかもしれないですけど、気持ち的にはスッキリしているんです。で現場を離れて家に帰る瞬間に、急にゴーンとなるんです。 |
 | 寂しさのゴ〜ン、孤独のゴ〜ン。 |
 | 俳優にはそういう孤独感も必要だと思いますけど。 |
 | 眠れなかったりすることがあるわけ? |
 | あっ、最近僕、本当に自分の特技にしようかな〜と思ってることがあって。ひとりでいるときにすごく嫌な事が重なったりすると、すぐ眠れちゃうんですよ。しかも最近夢をコントロールできるようになったんです。 |
 | それはすごいね! |
 | 小学生のときからなんですけど。ある日夢を見て『ネバーエンディング・ストーリー』の主役になっていたんですよ。すごい感動して、目が覚めたあとに「良い夢だったなぁ」って思って。そしたら次の日にその夢の続きを見て、その次の日もその続きを見れたんですよ。それからたま〜にそういうことがあるんです。 |
 | 求めたんだね。 |
 | 多分そうですね。最近も「あの人と夢で会おう」と思うと、本当に会えたりするんですよ。内容は違っていても、出てくる人はその人たちなので、「オレ結構スゲェな」って思います。 |
 | 『ネバーエンディング・ストーリー』は、ファンタジーだし、ちょっとイイ話じゃないですか。だからきっと圭くんの中の少年が無垢な思いを持ってて、それが夢を見させたんだね。 |
 | あ〜、そうかも〜。夢見るときの共通点って、スゴイ嫌なことがあったときで。でもそういうときに見る夢って絶対いい夢なんです。そうそう1回宝くじ当たったコトありますよ! |
 | いくら当たったの? |
 | ロト6の2等で、2700万です。 |
 | サマージャンボ買えば良かったのに。 |
 | (笑)そ、そこまでコントロールできないっス……。 |
 | ロト6の2等って、いいトコつくよね。会話の中のポジション取りみたいのうまいよね。 |
 | ありがとうございます(笑)。だから最近寝るのが楽しくなってきました。難点は、本当に凹んでないと見れないってところなんですが。 |
 | 今まではいい感じに歳を重ねてきたと思う? |
 | スゴイ難しい質問ですね……。僕、高校を卒業してから、すぐ芸能界に入ってしまって、大学とかに行っていないから、一般のみんなと接点が全くないんですよ。他の23歳をリアルに知らないところがあるので、うまく比較対照できないし、よく分からないですね。とりあえず今は10代のうちに挑戦しておけば良かったなって思ことことがいっぱいあるので。 |
 | 具体的にはどんなこと? |
 | やっぱ仕事のことですね。「あ〜、あの役を演じたときに、こういう芝居の感覚に出会っていれば、今もっと色々と見えてるんだろうな、もっと真実味のある芝居ができたな」とかよく思います。歳をとると、演じられる役柄も限られてくるし、若いうちから色々やっていた方が得だよなって思います。 |
 | 今トライしたい仕事や役柄はあるの? |
 | 最近は性格のベースが似ている役柄が多いんですけど、自分の芝居の仕方を変えないと全く同じになってしまうので、そういう意味で色々勉強させていただいています。 |
 | 色っぽい声しているよね〜。ビリビリっと紙を破るような。指先だけがちょこっとしびれるような振動がイイよ。 |
 | ……えへへ、そうですか?(照) |
 | 何照れてるんだよ(笑)。 |
 | 僕、声だけはよく褒められるんです。 |
 | 声だけ聞いていても、圭くんの性格や生き方、自分の捉え方とかバイブレーションがよく伝わってくるよ。 |
 | いやったぁ! 褒められた♪ |
 | (笑)どういうオッサンになりたい? |
 | 何ていうんだろう、歳を重ねている人ってそれぞれみんな違った魅力があるので、そんな風に自分の味が出せるオッサンになりたいって思います。事務所の社長は、すっごい豪快なんですけど、そういう部分を表面に出せるでっかい器も感じさせるんですよね。 |
 | 素敵な社長ですね。ぜひお会いしてみたい。 |
 | 友だちの中でいちばん年上が56歳なんですけど、全然一緒に話せるんですよ。 |
 | 圭くんはどこかにオヤジっぽさを持っているんだよ。だからオヤジたちからタメっぽく思われたり、妙に可愛がられたりするんだと思う。 |
 | イヤ、そんなことないっすよ! |
 | だって媚びたりしないでしょ? |
 | 媚びたりは一切しないっすね(笑)。 |
 | オヤジたちはソレがいちばんして欲しいんだよね。ヨイショされることがもう嫌になっちゃたんだよね。だったらもうタメとしてやってくれよって感じなんだよ。 |
 | なるほど〜。そんなもんですかねぇ? |
 | もちろんテクニックじゃなくてだよ。圭くんは本質的に出せているんだと思うよ。それがオヤジに響く。だから圭くんがオッサンになったときは、圭くんの歳くらいの子に、そういう風に何気なく接することができると思う。 |
 | そうありたいですね! |
 | 若い人たちの方からはオヤジに近づいていくのが無理だろうからって、自分でトントントンと階段を降りていける未来の君の姿が視えます。 |
 | ありがとうございます。 |
 | かといって、若い人たちとお付き合いしなきゃだめだよ。いいオヤジじゃなくて単なるオッサンになっちゃうから。 |
 | なんか今日はめちゃめちゃ面白かったし、嬉しいっす。 |
 | そうやってまたオヤジ心をくすぐるっ。 |
 | おかしいなぁ、そういう才能もあるのかなぁ? |
 | (一同笑)
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(完) |