

夏至の晩、電気を消してロウソクで過ごそうというキャンドルナイトも定着してきたり、ロウソクのあたたかい灯りを楽しむ人が増えているそうです。いろいろな色や香りのついたキャンドルを選ぶのは、独特のゆったり感もあって楽しいですよね。
でもそんなときちょっと気にかけて欲しいのが、キャンドルの多くは原油から作られていること。ガソリンと同じなんです。燃やしたときに出る煤や揮発性分が有害という報告もあります。
そこで注目したいのが、植物由来のキャンドル。「エバーキャンドル」は、パームオイルとエッセンシャルオイルを原料にしています。
パームオイルと言えば、この欄で以前報告したようにプランテーションや森林伐採が心配ですが、エバーキャンドルは持続可能な農園で生産された認証パーム油だけを使っているとのこと。
ちょっとお値段は高めになりますが、ビーズワックス(蜜蝋)を使ったものも環境にとてもやさしいのでおすすめです。(アオキ)
2010年7月28日

エバーキャンドルは写真の無香料のティーライト(6個 税込420円)からイランイランやラベンダーなどのアロマキャンドルまで各種豊富。

「牛丼1杯で水2000リットル」とよく言われます。お米や、牛の飼料である穀物の生産などすべてを換算すると、あの1杯のために真水2トンが消費されているという意味です。
物の生産に必要な水は見えにくいため、この考え方は「バーチャルウォーター」や「ウォーターフットプリント」と呼ばれています。これを含めると、日本人1人が1日に口にする水は3000リットルになるそうです。日本は食糧という形で大量の水を世界中から買っているのです。
そんなことを念頭に見ておきたいのが、英国のリスク管理会社が最近発表した「世界の水不足リスク」地図。日本は水が豊かなのに、中リスクになっているのはこのバーチャルウォーター依存体質があるからだそうです。世界が水不足になれば、日本の私たちの食卓が直撃されるのです。
温暖化に加え、インドや中国の人々の食の西洋化(肉食の増加)などで、世界の水の将来はかなり悲観的。大河として知られる黄河もガンジス河も、今世紀後半には雨季にしか水が流れなくなる可能性が高いとか。
水のために私たちができることは、やはり毎日の食事を見つめること。お肉の登場は控えめに、輸入よりは地元のものを。(アオキ)
※この連載は今回が最終回となります。長らくご愛読ありがとうございました!
2010年7月29日


<写真上>アメリカの穀物生産地域の航空写真。半砂漠地帯にくるくる回るスプリンクラーを敷設して灌漑している様子がわかる。<下>世界の水不足リスクを表した地図©Maplecroft
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