ここ数年、Cafeglobe世代を中心に再び脚光を浴びるようになった和装。かつては成人式の振り袖と、花火大会で着る浴衣くらいしか馴染みがなかったものだが、今は多くの人が着物ならではの華やかさと遊びゴコロに惹きつけられている。ブームも定着した今、もっと気軽に楽しむための新しい動きが生まれつつある模様。
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誰でも、いつでも、何度でも通える教室で
自分に合った着物の着かたをおぼえる |
上手に着ることができないうえに、着物、帯、半襟、襦袢、帯揚げ、帯締め、足袋に草履とアイテム数も多い。おしゃれに着こなすためにはコーディネイトのセンスも必要になってくる。今年2月に恵比寿にオープンした着物店『和moonあとりえ』では、そんな悩みに応えるべく、着物にまつわるさまざまなサービスをおこなっている。
こちらのレッスンは、決められたカリキュラムやコースの設定はなく、1回90分という時間制。とにかく何もかもが初めてという人には、半襟のつけかたから紐の結びかたといった基本中の基本から。浴衣なら着られるけれど着物は自信がない、という人には、自分で上手に着られるようになるコツを。といったように、それぞれのレベルに合わせて教えてくれるフレキシブルさがうれしい。とりあえず着かたを覚えたいなら1回で充分だし、すんなりと着こなせるようになろうと思ったら、その感覚を掴めるようになるまで何度か通ってもいい。名古屋帯の結びかたを覚えたら、その後に半幅帯や袋帯と種類を変えて訪れるなど、帯結びを集中して練習する人もいるのだそう。
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着物のコーディネイトからヘアメイクまで
トータルプロデュースしてもらえます |
また、『和moonあとりえ』では出張着付けサービスも行っている。とりあえず着物は持っているけれど、どう組み合わせていいのかわからない、なんて人にオススメだ。手持ちの着物や帯などのなかから季節感や雰囲気などにあった組み合わせを選び、着付けまで頼むことができる。また、お願いすれば、元ヘアスタイリストのスタッフが、簡単なヘアのアレンジやメイクなどもしてくれるそうで、まさにトータルでのコーディネイトが可能。
自分のものは持っていないけれど、ちょっとしたお出かけに着物を着て行きたい、なんて人なら、ここで着物や帯など一式をレンタルし、それを着付けてもらうこともできる。振り袖や訪問着といった特別な日の晴れ着だけじゃなく、普段着として着られる小紋などもOK。気の置けない友人たちが集まるパーティ、結婚式の2次会、デートの時など、友人たちや彼にいつもとは違う自分をアピールできそう。
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洋服のような感覚で着られる
手入れも楽な新スタイル着物が人気 |
着物を着ること自体に慣れてきたら、よそ行きだけではなくかわいい普段着を新調したくなる。大阪・船場の『居内商店』は、約40年営んだ高級呉服店としての経験やコネクションを生かし、“普段着として着られる着物”を企画、提案している。江戸時代から四国高松に伝わる保多織り、北陸・会津若松の会津木綿、三重・伊勢の伊勢木綿など、日本伝統の技術を今に伝える織元との間でやりとりして生まれた独自柄は、現代のセンスと日本古来の粋を感じさせる。なかには、テキスタイルデザイナーとのコラボレーションによる着物や、アメリカンヴィンテージ生地から仕立てる着物など、洋服と同じような感覚で着られるものもある。
特徴は、その多くが綿やウール素材だということだ。着物というと、着た後の手入れが面倒なうえ洗濯も難しく手間がかかるというイメージ。そのおっくうさから敬遠してしまう人も多いが、綿やウールは絹に比べてシワになりにくく、しかも手入れが楽。デザインも素敵で気軽に着られるということから、着物フリークたちの間でも人気を博している。
これまでのイメージよりも、ずっとずっと気軽に楽しめるようになってきた着物の世界。自分には縁遠いと思っていたアナタも、その魅力に触れてみてはいかが?
●麻生圭子さんの着物エッセイ「きもの遊び」
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