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No.098
難病の子の夢を叶えるボランティア
その名も『Make A Wish』!
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願えば夢はきっと叶う! 子どもの頃は信じていたはずなのに、いつしか忘れそうになっていた思い。それを感動とともにリアルに思い出させてくれるから、『Make A Wish』の活動は素敵なのかもしれない……。
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ひとりの白血病の少年が
世界中に広げた“夢”の輪
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『Make A Wish』は、非営利のボランティア団体。「願い事をする」という意味の言葉を冠したその活動は、1987年、アメリカのアリゾナで、白血病を患う7歳の少年が夢をかなえたことに、端を発した。
闘病のため学校へ通うことが出来なかったばかりか、その頃すでに末期症状にあった少年にとって、支えとなっていたのは「警察官になりたい」という夢。それを知った地元の警官たちが、彼に警官の制服を贈り、1日警察官に任命したのだ。そのわずか5日後、少年が息を引き取ると、くだんの警察署は名誉警官として彼の葬儀をも執り行ったという。
このエピソードは感動の輪として広がり、3〜18歳未満の、難病と闘う子どもたちの夢の実現を手助けする活動『Make A Wish』として、世界30ヶ国ほどで実を結んでいる。日本にも1992年に、活動の拠点となる『Make A Wish of Japan』(MAWJ)が設立された。
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大人をアツくさせる
子どもの夢が奇跡を生んだ
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「あのスポーツ選手に会いたい」「電車の車掌さんになりたい」「クワガタ虫を見たい」「ディズニーランドに行きたい」……。自分の意志と力で身体を動かすことも叶わないような病状の子どもたちが、MAWJを通して実現させた夢は、すでに1000件弱にのぼっている。時には「アニメのキャラクターと結婚したい」というような実現不可能と思われる夢まで、本人が納得する形で叶えてしまったというから、この活動に携わる大人たちの本気度が伝わってくる。
MAWJは、子どもたちの“最後の夢”を叶えるために尽力しているわけではない。あくまでも「生きる力を持ってもらうための手伝いをしている」と言う。
とはいえ、彼らが抱えているのは、治療法さえ見つかっていないような難病。夢を叶えたすべての子どもが、その後、健康を取り戻しているわけではないという、シビアな現実があるのも確かだ。
しかし一方で、夢が叶うと知った瞬間から、医学的にも説明がつかないような経緯をたどって奇跡的な回復をはじめ、ついには完治してしまった例があるから、MAWJのポリシーは単なるきれいごとで終わるものではない。夢が叶う喜びは、命を輝かせるエネルギー源に違いないのだ。
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例えば、富士山を眺めるだけで
子どもたちを手助けできる!
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では実際に、子どもたちの夢の実現を手伝いたいと思ったら、どうすればいいの?
子どもの夢に直接関わるボランティアをするためには、まずMAWJへのボランティア登録が必要。その後、3日間ほどの専門的なトレーニングを受けることも必須条件だ。労力を提供することが出来なくても、資金面で援助する方法もある。独立した非営利団体であるMAWJの活動資金は、すべてが善意による寄付金。金額の多少に関わらず、随時受け付けている。
あるいは、MAWJ主催のチャリティ・イベントに参加してみては? 特にスポーツ・イベントは、アマチュアのアスリートから注目されるほど本格的。東京をぐるりと巡る自転車イベントや、皇居のお堀端をコースにしたマラソン大会は、毎回、〆切前に定員オーバーするほどの人気を誇っている。
近いところでは11月23日(勤労感謝の日)に、クルマをテーマにしたイベント『富士チャリティライド2006』が開催される。場所は、2007年からF1サーキットの仲間入りをする、静岡県の富士スピードウェイ。F1と同じコースを自分のクルマで走る絶好のチャンス! とウキウキするクルマ好きではなくとも、富士山を眺めつつ、まったりと秋の1日を満喫しているだけでも、何人かの子どもの夢を叶える一助になれるのだ。
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text / Oka Sayuri
photos / Make A Wish of Japan , Woot!
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